Geotectonics I

Numbering Code U-SCI00 33512 LJ58 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students or above Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.2
Instructor name TAGAMI TAKAHIRO (Graduate School of Science Professor)
WATANABE YUMIKO (Graduate School of Science Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 地球の変動現象をグローバルな空間スケールと地球史的な時間スケールにおいて理解する上で,放射年代学と同位体化学は重要な実証的知見をもたらしてきた。本講義では,放射年代学と同位体化学の基礎となる,天然に存在する核種の全体像と安定性,放射性核種壊変の定式化,核種定量のための実験技術と方法について講述する。また,代表的な年代測定法について,それぞれ原理と応用例を紹介する。さらに,年代と同位体データを中心に明らかにされる地球変動の最新像について,実際の研究展開のエピソードなども交えながら適宜言及する。
Course Goals 放射年代学と同位体化学の基礎を理解・修得する。特に,代表的な年代測定法と固体地球変動,および安定同位体と全球気候変遷について,原理と応用を理解・修得する。
Schedule and Contents 同位体・元素分析と年代測定についての体系的な知識を習得するため,原理・実験技術・方法論について基礎から講述する。また,実際の研究例を用いて,最新の地球変動像についても理解を深めることを目指すため,以下の話題についてそれぞれ1~3週の講義をする予定である。
(1) 地球変動学への誘い(田上)
(2) 同位体分析と放射年代測定の基礎(田上)
(3) K-Ar年代学の基礎とホットスポット火山帯への応用(田上)
(4) フィッション・トラック熱年代学の基礎と造山帯への応用(田上)
(5) U-Th非平衡年代学の基礎と炭酸塩岩への応用(渡邊)
(6) 安定同位体地球科学の基礎と全球気候変遷への応用(田上)
Course Requirements グローバルテクトニクス,地球惑星史基礎論を履修していることが望ましい。また,地球テクトニクス実習Ⅰと合わせて履修することが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 授業スケジュールの進行状況に応じ,課題,参考文献など学習すべき内容を指示する。
References, etc. 年代測定概論, 兼岡一郎, (東京大学出版会)
Isotopes - Principles and applications, G. Faure and T.M. Mensing, (Wiley), ISBN:9780471384373
必要に応じてプリント,参考資料を授業中に配布する。
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