Structural Geology
Numbering Code | U-SCI00 33517 LJ58 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.5 | |
Instructor name |
SATOU KATSUSHI (Graduate School of Science Associate Professor) YAMAJI ATSUSHI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 地球やその他の天体の固体部分でおこる変形運動は,さまざまな地質構造を形成し,その天体の進化を考える上で重要な鍵となる。さらに地球の場合,地質構造を把握することは,地震発生機構の理解・資源探査・地下の利用という面でも重要である。地質構造をいかに把握し,そこからどんな情報を引き出すか,その基本を講述する。 | |||
Course Goals | 地球をはじめとする固体惑星・衛星のテクトニクスを理解するための基礎的知識を得る。また,種々の地質構造やその成因に関する知識から,地質調査の結果をよりよく理解することができるようになり,よりよい地質図を描けるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
授業の概要:断層や褶曲など基本的地質構造の見方,地層から沈降・隆起を読み取る方法の基礎として,応力や歪みを解説する。 授業の計画: 1.地質構造の定義と時空間スケール(1回,佐藤) 2.歪と変形の定量的扱いと地質学的計測(4回,山路) 3.応力の定量的扱いと地質学的計測(3回,佐藤) 4.歪と応力の関係(変形実験,レオロジー,変形機構,リソスフェアの強度)(2回,佐藤) 5.断層・節理・岩脈と応力解析(3回,佐藤) 6.構造発達史(1回,佐藤) 7.フィードバック(1回,山路・佐藤) |
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Course Requirements | 地質調査・分析法I,課題演習E1,地球惑星史基礎論,地球惑星物質科学基礎論,地質科学表層プロセス基礎論,地質科学内部プロセス基礎論を履修済みであると想定する。また,地層学実験を同時に履修することが望ましい。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 地質学の野外実習で現実の地質構造を見ておくことが重要。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 高校地学の教科書や学習参考書を見ておくことは,本科目を含め,地球科学を専攻するためには必要なこと。 | ||
References, etc. |
理論テクトニクス入門:構造地質学からのアプローチ, 山路 敦, (朝倉出版), ISBN:4254162413 構造地質学, 狩野謙一・村田明広, (朝倉書店), ISBN:4254162375, いろいろな地質構造の博物学的記載。 構造地質学, 金川久一, (共立出版), ISBN:9784320047181, 総合的教科書だが,博物学的面については狩野・村田の教科書より記述が少ない。 構造地質学, 天野一男・狩野謙一, (共立出版), ISBN:4320046862 , 狩野・村田の教科書のダイジェスト版のような内容。 よくわかる連続体力学ノート, 京谷孝史, (森北出版), ISBN:4627948115 Planetary Surface Processes, H. Jay Melosh, (Cambridge University Press), ISBN:9780521514187, テクトニクスを含む,地球型惑星と衛星の表層地質プロセス。電子図書館で閲覧可。 |