経済史

Numbering Code U-LAW00 24143 LJ43 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.2
Instructor name WATANABE JUNKO (Graduate School of Economics Professor)
Outline and Purpose of the Course 近現代(資本主義の成立とその後の発展~第二次大戦後まで)の欧米・日本を中心とする世界経済史を対象とし、経済発展と国際関係の歴史的変化について考察する。
 基本的な分析視角は、「グローバル化」と「資本主義の変容」である。近年、資本・労働、貿易・投資などの国境を越えた経済活動が活発化し、世界経済はグローバル化しているが、それは近代以降、漸進的に進展していた。欧州で誕生した資本主義の経済システムは、地球上の諸地域に波及した。各国における資本主義の成立・発展過程では経済成長が実現されたが、その一方で各国間の不均等発展や経済摩擦が発生した。それは、世界大恐慌や世界大戦を引き起こす要因ともなった。こうした諸問題を解決・調整する仕組みが、歴史的にどのように形成されたのかについても考察する。
Course Goals 資本主義成立以降の欧米経済史・日本経済史に関する基本的な知識を習得する。
Schedule and Contents 1.ガイダンス
2.近代資本主義の成立
3.イギリスと後発国
4.19世紀の国際経済システム
5.帝国主義と戦争:第一次世界大戦
6.戦間期の国際経済
  1920年代 再建金本位制/産業・貿易構造
  1930年代 世界大恐慌/国際経済/現代資本主義(福祉国家)の成立 
7.第二次世界大戦と戦後国際経済の再編成 20世紀の国際経済システム
8.戦後の経済成長

以上の項目について、15回に分けて講義する。
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