ILAS Seminar :Resilience in the era of ecological crisis

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year Mainly 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese and English Day/Period Tue.5
Instructor name Wittern,Christian (Institute for Research in Humanities Professor)
Outline and Purpose of the Course 動物や植物の生息環境が減るなか、人類の行為によって100万種が絶滅危機を直面している。同時に地球温暖化が気候変動をもたらし、台風の巨大化による洪水被害も増えているし、又は山火事や旱魃と氷河の減少もよく報道される。そこでこの状況の原因を作り出した人類は対策を考えないといけないことに気が付く。

このセミナーで人類の様々な文化が用いる自然観を確認して、そこから人間と自然のどんなような関係性が見出せるか、その関係性からどんなような態度が生まれるかを検討し、将来にその態度の変更の可能性についても議論する。

個人的な対策も余儀なくされるが、仕事や勉強の環境或いは社会としての対応も必要になっている。このゼミでは色々な側面や研究分野からこのエコ危機の理由と可能な対策について考察する。ジャレド・ダイアモンドの研究で明らかにしたとおり、文明崩壊の最大な原因は環境の変更にはその文明の基本的な思想は適用出来なかった、やがてその文明は消え去る結果になった。
Course Goals エコ危機の現状を理解した上で、新たな対応の可能性について考察する。同時に、複雑な解決困難な問題を理解して、クラスでそれについて議論し、リポートにまとめることを練習する。
Schedule and Contents - イントロダクション (一回)
- 問題の現状確認 (二回)
- 農業や産業社会における人間と自然:
  西洋、東アジア、現代社会 (三回)
- 原住民族の思想においての自然と社会 (二回)
- システム理論、ディープエコロジー (二回)
- 新たな方向性 (三回)
- まとめ(一回)
Evaluation Methods and Policy 授業中の討論への積極的な参加(60点)、レポート(1回、40点)により評価する。
レポートおよび個別報告については到達目標の達成度に基づき評価する。
・2回以上授業を欠席した場合には、不合格とする。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 予習:テキストを読み、概要をつかんでおくと同時に分からない点をチェックしておくことが望ましい。
復習:クラスでの議論を振り返り、更に調べる必要の所ををチェックする。
時間配分:予習が主となるが、問題をしっかり解くことが重要である。一週間に1〜2時間が必要。
References, etc. アクティブ・ホープ, ジョアンナ・メイシー, クリス・ジョンストン, 三木 直子 訳, (春秋社), ISBN:978-4393333440
パクス・ガイアへの道, トーマス・ベリー, (日本教文社), ISBN:978-4-531-01557-3
Local Is Our Future: Steps to an Economics of Happiness, Norberg-Helredge, Helena, (Local Futures), ISBN:978-1-7329804-0-2
自然農にいのち宿りてー目覚め・悟り・成長への道すじ, 川口由一, (創森社), ISBN:978-4-88340-287-8
文明崩壊: 滅亡と存続の命運を分けるもの, ジャレド・ダイアモンド 楡井 浩一 訳, (草思社文庫), ISBN:978-4794219398
Steps to an ecology of mind, Bateson, Gregory, (Aronson), ISBN:978-0-87668-950-9
精神の生態学, グレゴリー ベイトソン 佐藤 良明訳, (新思索社; 改訂第2), ISBN:978-4783511755, 上記の本の和訳
上記の本から、又はそれ以外の資料を読んで、それについて討論する。クラスでコピーを配る。
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