Human Geography

Numbering Code U-LAS05 10007 LJ23 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name OGATA NOBORU (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 環境と人間生活の相互作用を扱う。地球上をマクロに見れば,人々の生活様式は,気候と関連している。また,地表をミクロに見れば,人々は地形に応じて土地を使い分けていることがわかる。このような自然環境と人間の経済・社会生活との関係について研究事例を紹介する。
Course Goals 環境と人間生活の関係について,時代・地域に応じた多様性への認識を深めることを目標とする。
Schedule and Contents §1.環境の学‥‥地理学を環境と人間生活の相互作用についての学問としてとらえなおし,文明の発達における環境条件の重要性を論じた研究を紹介する。
§2.環境保全の営為‥‥日本人は古代から,河川水の安定供給のためには上流域における森林被覆の保全が重要であると認識してきた。環境保全の営為について,古今の事例を紹介する。
§3.等質地域と機能地域‥‥地域をある種の空間的まとまりと考える場合,その画定基準として場所の等質性に着目する見方と,場所間の結びつきに着目する見方とがある。両者について比較考察する。
§4.基礎地域‥‥地域を構成する最小構成単位について考察する。日本では,水田における稲作が主たる生業であったが,稲作を行うムラを組織化する原理として水利によるつながりなどがあった。こうした事例をもとに,地域の最小構成単位を論じる。
§5.地形と土地利用‥‥比較的ミクロなスケールにおける地形と土地利用の関連について,地形図の判読およびコンピュータを用いたデータ処理・表示を通して説明する。
§6.平和領域‥‥旧約聖書に述べられた「逃れの町」など,空間(および時間)における不可侵性について,古今の事例を紹介する。

その他のトピックを,随時取り上げる。
Evaluation Methods and Policy 筆記試験などによる。また,出席確認を兼ねて,予告なしに小テスト・アンケートなどを行う場合がある。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 毎回の授業を復習し,授業中紹介した文献等を必要に応じ参照すること。
Related URL http://www.hgeo.h.kyoto-u.ac.jp/ogata/
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