Theory of Social Statistics B

Numbering Code U-HUM31 10528 LJ43 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 1st to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.2
Instructor name KANEKO JIHEI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 社会の羅針盤としての統計資料は,その精度が政策決定などと密接な関連を持つために,政治的に取り上げられることもある.本講義では,主たる統計資料が標本調査によって作成されており,さらに,日本でも匿名データ(いわゆるミクロ・データ)の利用が可能となりつつあることを考慮して,人文・社会系の学生を主たる対象として標本調査に焦点を当て,標本抽出法や調査データの推定法について講義する.標本抽出によるバイアスや分散の相違などを理解しておくと,自ら社会調査を行う場合にも役立つと考える.
Course Goals 標本調査の基本的事項,標本抽出法と推定法の基礎的知識を身につけ,統計資料やその分析結果を批判的に検討する能力や,自ら匿名データ使用して集計したりモデルを推計したりする場合の基本的な能力を養う.
Schedule and Contents 以下のような主題について,各2~4回の講義を行う.
なお,適宜,データを用いたパソコンの実習を行う予定である.
第1・2回 基本的な統計学の復習
第3回   統計調査の基本
第4~5回 標本抽出とHT推定量
第6~9回 さまざまな標本抽出法と,そのHT推定量
第10~12回 補助変数を用いた推定方法
第13・14回 標本調査データを用いたモデル推定
第15回   フィードバック
Evaluation Methods and Policy 出席時の積極的発言や数回のレポートなどの平常点(30点)および定期末試験(70点)により,到達目標の達成度を基準に総合的に評価する.
96-100点はA+,85-95点はA,75-84点はB,65-74点はC,60-64点はD,0-59点はFである.
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 講義で説明した数式の展開や,時間内に終了しなかったパソコンを利用した実例の実行などは,復習として必ず各自で行ってほしい.なお,利用するソフトウェアなどについては,適宜,授業時間中に説明する.
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