Seminar in Mathematics and Informatics
Numbering Code | U-HUM22 25973 SJ55 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar | |
Target Year | From 2nd to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 | |
Instructor name | ADACHI Tadayoshi (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 数学の学び方の中で最も標準的なものは輪講である。輪講とは本や論文を1つ決め、その内容を参加者で順番に発表し合うことによって学んでいく方法である。数理科学ゼミナールでは1つの本を実際に輪講形式で学ぶことで、早い時期に輪講形式を体験し、これに慣れることを目的とする。 | |||
Course Goals | 輪講形式によって自身で理解してきたことを正しく分かりやすく発表する。また適切な質問・議論をすることで輪講に積極的に参加できるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
テキストを1冊指定し、それを輪講形式で読んでいく。今年度は常微分方程式を題材にしたテキストを使用する予定である。全部で15回で、以下の内容を扱う。 (1)求積法【6~8回】 ・変数分離形 ・同次形 ・1階線形微分方程式 ・完全微分形 ・微分求積法 ・Riccatiの方程式 ・2階線形微分方程式 ・高階微分方程式 (2)解の存在定理【7~9回】 ・逐次近似法 ・Lipschitz条件と解の一意存在 ・縮小写像の原理 ・解のパラメータ依存性 進度によっては、その先の話題である「線形微分方程式系」にも入ることにする。 |
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Evaluation Methods and Policy | 出席と発表の内容によって総合的に評価する。 | |||
Course Requirements | 発表の順番等を決めるため、第1回から必ず出席すること。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 各回の発表者は正しく分かりやすい発表をするために、十分に予習して準備すること。また発表に当たっていないときは各自でテキストを読んで自分なりに理解し、分からない内容について適切な質問ができるようにしておくこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 微分方程式講義, 金子晃, (サイエンス社,2014年), ISBN:978-4-7819-1335-3 |