地域空間論IIB

Numbering Code U-HUM42 26136 LJ39 Year/Term 2021 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.3
Instructor name Yamamura Aki (Graduate School of Global Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course  本授業では、歴史地理学の視角と方法を、①論文講読を通じた先行研究の考察と、②歴史地域に関わる読図及び史資料の解読、巡検を通じて、受講生が主体的に習得することを目的とする。この授業は、担当者に割り振った発表をベースとして、受講生全員による討論と教員・TAによる解説の形式で行う。受講生は下記の内容のうちのどれかは、必ず担当することになる。
 ①の論文講読については、近年(過去10年間)の主要学術雑誌における歴史地理学の論文の中から、発表者が対象論文を選ぶ。発表者は、TAと相談しながら、新旧地形図を併用して論文内容の紹介を行う。加えて関連文献を読んで、客観的に論文を評価するレジュメを作成する。その他の受講生も、対象論文(1授業につき、2発表なので2本)を読んできて、意見を述べる。
 ②の地域調査については、畿内近郊の2地域(大和郡山、丹波篠山など)について、1カ所につき複数名の担当者を決め、グループを構成する。各グループでTAと相談しながら、中近世の各地域の景観復原図の作成とその解説、近現代における対象地の変化に関するレジュメを作成し、発表する。それをふまえて受講生で討論を行い、意見や疑問を提示して、現地での課題を明確化する。巡検では、各グループで案内や写真撮影、スケジュール管理を担当する。その後の授業では、参加者全員の感想や知見を出し合い、フィードバックを行う。参加者は、担当回でなくても、毎回読図や関連文献の講読などの宿題があり、巡検後には巡検レポートを作成する。
 このように自分の担当回でなくても、毎回、課題はあり、授業でも感想や意見が求められるため、巡検に参加するだけの安易な気持ちでは、負担を重く感じるだろう。一方で、授業に主体的に参加するなら、歴史地理学の視点の特徴や方法を半期でしっかりと学ぶことができる。
Course Goals 歴史地理学の視角と方法を理解し、①論文の批判的講読、②文献・絵図・発掘調査等の多様な資料を活用した景観復原と、③読図、景観比較、巡検といった地理学的実践ができるようになる。
Schedule and Contents 順番や対象地は、コロナ感染状況次第では、変更の可能性はある。 
巡検の日程は、授業中に調整するが、土日・祝日や創立記念日となる。
参加者が多い場合は人数制限を行い、希望する巡検全てには行けなくなる。

第1回:授業の概要説明
第2~4回:歴史地理学の教科書・論文講読 *分担・グループ・日程の決定
第5~8回:丹波篠山・八上城の歴史地理:読図・発表討論・巡検・総括
第9~12回:大和郡山(・天理)の歴史地理:読図・発表討論・巡検・総括
第13~14回:歴史地理学の論文講読 (1回につき2論文)
第15回:フィードバック
Evaluation Methods and Policy 期末レポート30%
平常点(毎週の課題、授業感想の提出、グループワークへの貢献、分担の発表・レジュメ作成、巡検レポートの提出)70%
Course Requirements 山村亜希担当の全学共通科目(人文地理学・地域地理学・地域地理学各論Ⅰ日本・地域地理学各論Ⅱ欧米・地理学基礎ゼミナール1読図・ILASセミナー歴史地理学)のいずれかを受講し、歴史地理学の発想と読図の基本が理解できていること。単位不要で聴講・参加したい人は、個別に相談してください。
Study outside of Class (preparation and review) 分担の発表の準備、課題論文の講読、巡検レポートの作成、毎週の授業感想の提出が、予習・復習となる。特に担当については、授業外にかなりの時間を資料調査やレジュメ作成、現地案内図作成に費やすことになる。
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