海洋観測実習
Numbering Code | Year/Term | 2022 ・ Irregular, year-round | ||
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Number of Credits | 2 | Course Type | ||
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | ||
Instructor name |
YOSHIKAWA YUTAKA (Graduate School of Science Professor) KONDA MASANORI (Graduate School of Science Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 海洋に関わる物理現象を,自ら乗船して計測し、得られたデータの意味するところを考察することを目的とする。対象とする現象は代表的な西岸境界流としての黒潮と,海面を通した大気海洋間の諸物理量の交換過程とその結果生じる海洋境界層(海洋混合層)の変動現象であり,それらの力学機構の理解を深めることも目的とする。 | |||
Course Goals | 黒潮や海洋境界層,洋上大気境界層を様々な観測装置を用いて実際に計測することで,その構造や変動要因について考察できるようになる。また観測装置の測定原理や測定精度について知識を得る。 | |||
Schedule and Contents |
三重大学大学院生物資源学研究科付属勢水丸に2泊3日程度乗船し,以下の内容の実習を行う。 (1)黒潮横断観測(1日程度):船搭載のCTDや音響ドップラー流速分布計を用いて,力学高度(地衡流)や流速を計測する。気象観測ゾンデを用いて洋上大気の気温や湿度を計測する。 (2)境界層観測(1日程度):風速計や音響ドップラー流速分布計,波浪ブイ,乱流微細構造プロファイラーを用いて,海上風,波浪,海流,海洋中の乱流を一体的に計測する。 (3)取得したデータの一次処理と考察(乗船中から下船後まで随時) |
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Course Requirements | 学生教育研究災害傷害保険・同付帯賠償責任保険に加入すること。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 実習前の説明会に参加する。下船後にレポートを作成し提出する。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 資料を配布する。 | ||
References, etc. | 適宜紹介する。 |