代数学特論A
Numbering Code | G-SCI11 90267 LJ55 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | |
Instructor name | ODAKA YUUJI (Graduate School of Science Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 代数曲面、複素曲面のモジュライ空間とそのコンパクト化の構造について講義する.通常モジュライ空間は非コンパクトであるので、そのコンパクト化の境界上で退化した代数多様体やHodge構造、計量の崩壊などがパラメトライズされている.種々のコンパクト化の比較とその構成をテーマとして関連する話題を講義する. | ||
Course Goals | 代数曲面、複素曲面のモジュライ空間とそのコンパクト化について、基本的な事実を理解すること. | ||
Schedule and Contents |
標準ケーラー計量やその極限(2~3回) 複素/代数曲面の退化や崩壊の話(3~4回) 志村多様体のコンパクト化の複素解析的/代数幾何的扱い(3~4回) モジュライ空間のコンパクト化について(2~3回) 扱う内容が代数幾何、微分幾何、ホッジ理論(周期領域など)、など多岐に渡り、それぞれの分量もそれなりにあるので、時間的な制約から技術的な細部を必ずしも講義で充分に扱えない可能性があります。少なくとも、この理論の全体像を講義を通して概観したいと思います。各項目に充てる週数も受講者の理解度や講義の進度に合わせて適宜変更する可能性があります(上記週数はあくまで目安です)。日々発展しているテーマでもあるために現時点で内容を完全固定することはせず、受講者の状況にも対応しながらも、講義時点での状況を反映してよりよい授業を行う予定です。 (後期講義予定週は合計で15週(フィードバックも含む)) |
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Course Requirements | 3回生までのコアコースの内容や複素幾何・代数幾何の基礎的定義は仮定する。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 自主的に理解するよう努めてください。 |