磁気分光学I

Numbering Code G-SCI41 57009 LJ60 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name TAKEGOSHI KIYONORI (Graduate School of Science Professor)
TAKEDA KAZUYUKI (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 磁気分光学は核や電子の持つ磁気モーメントを用いた分光法であり、分子の構造や運動状態、電子構造の良い研究手段になっている。本授業では、Levitt著Spin Dynamicsを教科書に核磁気共鳴法(NMR)の講義の講述を行う。教科書に従い、まず、核の磁化について述べた後に、NMR分光法の基礎である回転系とブロッホ方程式を導入する。その後、パルス法とフーリエ変換NMRについて解説する。簡単な量子力学のおさらいを行った後、核スピンが受ける主な相互作用と簡単な系におけるNMRについて解説する。
Course Goals ・量子力学による磁気共鳴の記述についての基礎的概念を修得する。
・NMRの基礎的な実験と背後の緩和機構について理解する。
・核スピンに働くさまざまな相互作用についてその起源とスピンとの関わりを理解し、それらの相互作用によるスピンの時間推進を記述できるようにする。
Schedule and Contents  下で指定する教科書に沿って講義を行う。磁気分光法Iでは下に示す1~8章を各章1~2日で講義する。
1. Matter
2. Magnetism
3. NMR Spectroscopy
4. The NMR Experiment
5. Fourier Transform NMR
6. Review of Quantum Mechanics
7. Nuclear Spin Hamiltonian
8. Spin Systems in Isotropic Liquids
Course Requirements 特にないが、後期開講の磁気共鳴分光学IIと合わせた通年の履修を勧める。
Study outside of Class (preparation and review) 教科書の英文の逐次訳を行う講義ではないために、事前に講義範囲を読んで疑問点を挙げておくこと。
Textbooks Textbooks/References Spin Dynamics, M.H. Levitt, (Wiley), ISBN:978-0-470-5118-3
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