Environmental Geosciences IA

Numbering Code G-SCI31 65044 LJ58 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name TERASHIMA TOMOMI (Disaster Prevention Research Institute Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 斜面崩壊(土砂災害)や物質移動(環境災害)に関わる水の物理・化学について解説を行う。簡単な実験を取り入れたり、最新の知見を紹介することなどにより、水を媒介とした地盤変動・地形変化の実感に基づいた学習を行う。併せて野外実習(宿泊を伴う)を行うことで、土砂・環境災害の現場を直視し、防災・環境問題を解決するための基礎的素養を身に付けることを目的とする。
Course Goals (1)物質動態を理解するために必要な水の物理学について、初歩的・基礎的事項を理解できるようにする。
(2)風化や水環境の形成に有機物が果たす役割について学習し、環境災害の実態認識を正しく行えるようにする
(3)斜面災害とそれに伴う地形変化プロセス、侵食現象、環境保全に関わる問題を定量的に取り扱う能力を身につける。
Schedule and Contents 1.土砂災害や地形変化・物質移動と水
2.水理学的エネルギー保存則
3.流速の効果
4.パイピングと土砂移動
5.地下侵食と土砂流出
6.せん断破壊と土砂移動
7.せん断破壊と土砂移動
8.風化と浸透水
9.物質移動に及ぼす有機物の役割
10.侵食・崩壊現象の水文地形学的解釈
11.受講生による野外実習地の紹介
以降、野外実習(水圏地球物理学ⅡBと共催)
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 与えた論文を予め読み込んでから、その内容に沿って授業を行うこともある。
Textbooks Textbooks/References 教科書は特に指定せず、講義・実習ではプリント・資料等を適宜配布する。
References, etc. 参考書として以下を推奨するが、テーマにより授業中にも適宜紹介する。
・水文地形学(古今書院);森林・水・土の保全
・湿潤変動帯の水文地形学(朝倉書店);明解水理学(丸善)
・新しい水文学(朝倉書店)
・風化と崩壊(近未来社)
・実験地球化学(東大出版会)
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