医学物理学特講演習
Numbering Code |
G-MED28 7D423 SJ89 G-MED28 7D423 SJ25 G-MED28 7D423 SJ88 |
Year/Term | 2022 ・ Year-round |
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Number of Credits | 4 | Course Type | Seminar |
Target Year | 2nd year doctoral students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | |
Instructor name | NAKAMURA MITSUHIRO (Graduate School of Medicine Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 医学物理学特講で習得した知識を臨床技術へ有機的に結びつけられるように,京都大学医学部附属病院 放射線治療部門に軸足を置き,臨床研修を実施する.臨床現場の全体像を把握した後,CTシミュレーション(固定具作成,CT撮影),放射線治療計画,品質管理/品質保証,患者位置照合について詳説する.また,これらの工程を独力で遂行し,その内容を評価する.医学物理学特講と並行して実施し,適宜フィードバックを繰り返す. | ||
Course Goals |
がんに対する放射線治療について,放射線治療全体の流れや放射線治療法の概要,放射線治療前の工程を説明でき,放射線治療関連機器を正しく使用できる. CTシミュレーション,放射線治療計画,品質管理/品質保証,患者位置照合を独力で実施できる. |
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Schedule and Contents |
京都大学医学部附属病院 放射線治療部門にて,以下に示す内容を実習する (90時間) 放射線治療計画を作成する放射線治療計画装置,放射線治療計画に用いる医用画像の種類や特徴,患者位置照合誤差や放射線治療時に想定される照射誤差を放射線治療計画に反映させる方法とその基本概念について学習する. 実際の臨床現場にてCTシミュレーションから放射線治療計画を経て,放射線治療を実施するまでの工程の見学や,放射線治療計画装置を用いた放射線治療計画作成実習を行う. 放射線治療の基本となる放射線量測定について,放射線計測機器や臨床における品質管理/品質保証の重要性について講義するとともに,実機を用いて放射線量を測定する. <4~5月> 第1~3回:治療計画(X線治療:3D-CRT, IMRT, VMAT他) 第4~6回:治療計画(電子線治療) <6~7月> 第7~9回:治療計画(粒子線治療:スポットスキャニング他) 第10~12回:治療計画(小線源治療:グラフィカルオプティマイゼーション他) <8~11月> 第13~14回:放射線治療準備 第15~17回:患者セットアップ 第18~20回:位置照合 <12~2月> 第21~23回:MU計算 第24~26回:QA/QC 第27~29回:受入試験とコミッショニング 第30回:口頭試問とフィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | レポート,口頭試験. | ||
Course Requirements | 医学物理学特講の履修及び京都大学医学部附属病院 放射線治療部門で開催される各種カンファレンスへの参加を必須とする.なお,医学物理学特講及び医学物理学特講演習は在学期間を通じて継続的に実施する. | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 他大学・学術団体・職能団体が開催している勉強会を活用する.勉強会の情報は教員から提供する. | ||
References, etc. |
放射線治療物理学,放射線計測学,放射線診断物理学,核医学物理学 (国際文献社) 外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法 (日本医学物理学会) 詳説強度変調放射線治療 -物理・技術的ガイドラインの詳細- (中外医学社) 詳説放射線治療の精度管理と測定技術 -高精度放射線治療に対応した実践Q&A- (中外医学社) 強度変調放射線治療の線量検証法 (JSMP公認ガイドライン) AAPM 各種ガイドライン,JASTRO各種ガイドライン |