Civil Law IIB

Numbering Code G-LAW10 6A417 OJ41 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type lecture and seminar
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.4
Instructor name YOSHIMASA TOMOHIRO (School of Government Professor)
NISHIUCHI YASUHITO (Graduate School of Law Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 本授業では、アメリカの法学論文(主に経済分析によるものを予定している)の講読を通じて、アメリカにおける理論動向を把握した上で、日本など他の国の理論動向との比較検討を行なう。受講者の関心に応じて、契約法(cotract law)、不法行為法(tort law)、あるいは、財産法(property law)のいずれかを選択し、選択した領域に関する文献の講読を進める。
文献の講読と受講者全員によるディスカッションを通じて、選択した領域における理論動向について理解を深めるとともに、民事法分野における経済分析の意義と限界など、法律学の方法論についても理解を深めたい。さらに、本授業を通じて、英語文献を正確に読み解き、それを日本語に翻訳する能力を培うことも目指す。
Course Goals 本授業の到達目標は次のとおりである。
・アメリカの法学論文を正確に講読し、日本語に翻訳する能力を培う。
・契約法、不法行為法、あるいは、財産法に関するアメリカの理論動向を把握する。
・法の経済分析の意義と限界など、法律学の方法論に関して理解を深める。
Schedule and Contents 下記の授業計画は、文献購読の進捗状況、ディスカッションの内容・状況に応じて変更する可能性がある。
〔第1回〕
 講読する文献の選定、報告者の決定
 関連する国内外の文献の調査・選定
〔第2回~第6回〕
 第1論文の講読
 関連する論文の講読・検討
〔第7回〕
 中間総括
〔第8回~第13回〕
 第2論文の講読
 関連する論文の講読・検討
〔第14回〕
 総括
〔第15回〕
 フィードバック期間
Evaluation Methods and Policy 授業における報告、および、ディスカッションへの参加・発言の内容により、法学研究科が定める成績評価の方法に従って到達目標の達成度を評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 受講者には、毎回の授業に向けて、指示された文献を精読するとともに、担当部分の翻訳・報告を準備することが求められる。ある程度の分量の英語文献を毎回の授業において講読する予定である。また、日本の理論動向に関する報告を準備してもらう可能性もある。
Textbooks Textbooks/References 契約法(cotract law)、不法行為法(tort law)、財産法(property law)の理論動向(主に経済分析に関する理論動向)を把握するための基礎的な文献として、下記のものがある。2022年度後期「民法2B」では、「民法2A」の進捗、受講者の関心、および、ディスカッションの内容を踏まえて、下記の文献のほか、個別の問題に関する研究論文の講読を行なう予定である。
Mitchell Polinsky & Steven Shavell (eds.), Handbook of Law and Economics, Volume 1, 2007, ch. 1-3.
Robert Cooter & Thomas Ulen, Law and Economics, 6th ed., 2011. ch. 3-8.
References, etc. その他の参考文献については、必要に応じて授業中に指示する。
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