非平衡物理学特論B

Numbering Code G-INF03 64306 LJ57 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.3
Instructor name AOYAGI TOSHIO (Graduate School of Informatics Professor)
Outline and Purpose of the Course 生物の神経系から化学反応系や物理系などの非平衡開放系の性質を理解することは,自然の背後に潜む真理の理解だけでなく,工学的応用にもつながる重要なテーマである.本講義では,その背後に共通に見られる数理構造等を通して,関係する理論的基礎を概観する.
Course Goals 生物の神経系から化学反応系や物理系などの非平衡開放系で見られるダイナミクスに関し,幾つかの代表的な数理モデルと,それらを解析するための種々の統計物理・非線形動力学・情報理論の基礎を習得する.
Schedule and Contents 以下のような課題の中からトピックを選び、1課題あたり3~5週、合計15回の授業をする予定である。また,発展的話題に関しては時間的余裕があった場合に講義する.
・リミットサイクル振動現象と解析手法
・複雑ネットワークの数理
・分岐点近傍での自由度の縮約に関する数理的手法(発展的)
・ニューラルネットワークの数理(発展的)
・ネットワーク結合力学系(発展的)
・ベイズ統計と力学系の推定(発展的)
Evaluation Methods and Policy 講義内容に関して知識が獲得されたことを,原則としてレポート試験を課して評価する.また,出席や小テストなどを上記評価の参考に用いる場合もある.
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 講義中の指示に従って予復習をしっかり行うことが求められる。
Related URL http://wwwfs.acs.i.kyoto-u.ac.jp/%7Eaoyagi
PAGE TOP