現象数理論演習4A
Numbering Code | G-HUM34 5D032 SJ55 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.3 | |
Instructor name | ADACHI Tadayoshi (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
物理現象を記述する偏微分方程式を解析する上で有用なフーリエ解析や関数解析などについて、基礎的な知識を得ること、及びその知識を実際に応用し得る力をセミナー形式で身につける。 |
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Course Goals | 講読してもらう書籍にもよるのであるが、超関数論、フーリエ変換の理論、ヒルベルト空間上の自己共役作用素のスペクトル理論に代表される作用素論などに関して基本事項を学び、更に解析の対象の具体例としてシュレーディンガー作用素と呼ばれる偏微分作用素を題材に、その解析においてこれまでに学んだ理論が有用であることを理解し、それらを活用できるようになることを目指す。 | |||
Schedule and Contents |
1回目の授業で、下記の書籍の中から1冊講読するものを選んでもらう。2回目以降はセミナー形式で進めていく。内容は、選んでもらった書籍に依存するのでここでは述べないが、概ね『到達目標』のところで述べたような事項に関係するものである。 1. 谷島賢二 シュレーディンガー方程式 I・II,朝倉書店,2014 2. Michael Reed and Barry Simon Methods of Modern Mathematical Physics II: Fourier Analysis, Self-Adjointness, Academic Press, 1975 3. 磯崎洋 多体シュレーディンガー方程式,丸善出版,2012 授業計画の目安は以下のようになる。 第1回 講読書籍の選定 第2~14回 選定した専門書の講読 第15回 これまでのまとめ |
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Evaluation Methods and Policy |
【評価方法】 平常点(30%)、セミナーでの発表(70%)により評価する。 【評価基準】 到達目標について、人間・環境学研究科の評価基準に従って評価する。 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 専門書の講読には、十分な予習が不可欠である。また、セミナーにおいて気になった点については、復習によって理解を深める、あるいは解決するよう努めることが肝要である。 | |||
Textbooks | Textbooks/References |
シュレーディンガー方程式 I, 谷島賢二, (朝倉書店), ISBN:978-4-254-11825-4 シュレーディンガー方程式 II, 谷島賢二, (朝倉書店), ISBN:978-4-254-11826-1 Methods of Modern Mathematical Physics II: Fourier Analysis, Self-Adjointness, Michael Reed and Barry Simon, (Academic Press), ISBN:0-12-585002-6 多体シュレーディンガー方程式, 磯崎洋, , ISBN:978-4-621-06443-6 『授業計画と内容』のところで述べた通り、これらの中から1冊講読するものを選んでもらう。 |