Quantitative Analysis of Public Policy(Advanced)

Numbering Code P-GOV01 63130 SJ45 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year 1st & 2nd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2・3
Instructor name kAWABATA KOJI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  様々な政策関連の仕事に携わる人々にとって必要な数量分析の手法を理解することが本コースの目的です。特に政策分析のうち、「分析モデルの選択・設定」と「分析結果の解釈」に焦点を当て、それらに用いられる数量分析を学びます。
 本科目では実際の政策分析事例を含む数多くの数量分析例を学び、様々な分析手法を修得することを目的としています。それにより分析結果の解釈等、政策分析に不可欠な能力の向上を目指します。
Course Goals  本科目では分析能力向上を目的としたトレーニングを行うことにより、政策の数量分析に関わる知識を修得します。具体的には、以下の通りです。
・「何が問題なのか」を数量的に特定できる。
・状況に応じて適切な分析手法を選択することができる。
・分析結果を的確に解釈することができる。
・分析結果をもとに正しい予測や評価を行うことができる。
Schedule and Contents  本科目では、主として数量分析の基礎である最小二乗法の推定を中心とした古典的回帰分析と呼ばれる手法を学習します。また同時に、計算・統計ソフト(Excel、Stata等)の習得を目指します。各授業は講義およびPC実習から構成され、講義では教科書に沿って数量分析についての基礎理論を、PC実習では主に教科書附属のデータを用いて応用面を学びます。
 本科目での学習項目と予定実施回は以下の通りです。(ただし受講者の理解度によって項目や実施回を変更することがあります。またより詳細なスケジュールについては初回授業で告知する「授業スケジュール」を参照し、受講者は予習・復習や課題の準備をしてください。)
第1回:ガイダンス&分析データの性質
第2回:1要因の分析(単回帰分析)
第3回:複数要因の分析1(重回帰分析の解釈)
第4回:複数要因の分析2(重回帰分析の統計的性質)
第5回:統計的推論1(t検定)
第6回:統計的推論2(F検定)
第7回:「分析の型」について1(データ尺度の変更)
第8回:「分析の型」について2(推定モデル)
第9回:質的情報の分析
第10回:これまでのまとめ&テスト解説
第11回:実証分析の進め方
第12回:不均一分散
第13回:操作変数
第14回:パネルデータ分析
第15回:フィードバック
Evaluation Methods and Policy  学期中に行う小テスト(70点)とレポートの内容(30点)で評価します。レポートに関しては、授業で学んだ点が反映されているかどうか、授業中に指示する形式を踏まえているかどうかによって評価します。(評価基準の詳細に関しては、授業内で説明します。)
Course Requirements  実習を行うため、PCを各自持参してください。また統計分析ソフトを各自インストールして下さい。(授業ではExcel、Stataを用いて解説します。ただし学生各自の分析(宿題、小テスト等)については、別のソフトを使用しても問題ありません。)
Study outside of Class (preparation and review)  前回授業の内容を前提として次回以降の議論を展開しますので、必ず前回の講義・実習を理解し、予習した上で出席するようにしてください。特に教科書各章の「Going Further」および「Example」を確実に理解できるようにしておいてください。また授業内容の理解を深めるため、章末の問題等から宿題を課します。
Textbooks Textbooks/References Introductory Econometrics 7ed (Asia Edition), J. M. Wooldridge, (South-Western), ISBN:9789814866088, 最新版の第7版を教科書として指定しています。ただし高価なため、他の版でも問題ありません。(内容は一部の章・節を除き、大きな違いはありません。)
References, etc. 実証分析のための計量経済学, 山本勲, (中央経済社), ISBN:4502168114, 教科書の補助教材として活用してください。
Related URL http://www2.kobe-u.ac.jp/~kawabat/policy_analysis.html
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