Basic Patent Law

Numbering Code P-GOV00 64071 OJ41 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type lecture and seminar
Target Year 1st & 2nd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.1
Instructor name ECHI YASUYUKI (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course 知的財産法のうち、特許法について、その制度及び基本概念の正確な理解を目指すとともに、最新のトピックを取り上げることにより、新たな特許問題に的確に対応するための法的思考力を涵養する。
Course Goals 特許制度の全体像を把握するとともに、特許政策を遂行する上で必須となる基礎的知識を習得する。
Schedule and Contents 第1回 特許法総説
 特許法の基本構造、特質を概観することにより、特許法の全体像を明らかにする。特許法の存在理由についても考察する。
第2回 特許要件①
 特許要件のうち、発明該当性を取り上げ、発明の定義や発明のカテゴリーについて検討する。
第3回 特許要件②
 引き続き、産業上の利用可能性や、新規性、進歩性など、特許法29条以下に規定されている特許要件について考察する。
第4回 特許権の主体①
 発明者主義、特許を受ける権利、冒認出願などについて概説する。
第5回 特許権の主体②
 職務発明について検討する。
第6回 特許権に関する手続①
 特許取得手続のうち出願・出願公開などについて概観する。
第7回 特許権に関する手続②
 特許取得手続のうち審査・補正・査定・登録などについて概観する。
第8回 特許権に関する手続③
 審判・異議・審決等取消訴訟について概説する。
第9回 特許権の効力・特許権の侵害①
 特許権の効力と特許権の存続期間について検討した後、侵害判断の出発点となるクレーム解釈について考察する。
第10回 特許権の侵害②
 文言侵害・均等侵害などを検討したのち、複数主体による特許権侵害について考察する。
第11回 特許権の侵害③
 間接侵害について考察したのち、侵害に対する抗弁として、特許法69条の抗弁について検討する。
第12回 特許権の侵害④ 
 引き続き、侵害に対する抗弁として、消尽の抗弁・無効の抗弁・先使用の抗弁について考察する。
第13回 特許権侵害に対する救済
 差止め・損害賠償など救済手続について概説する。
第14回 特許権の取引・活用
 特許権の共有、実施権(専用実施権、契約等による通常実施権、裁定実施権、法定実施権)などについて検討する。
第15回 フィードバック
 フィードバックの方法については、授業中に指示する。
Evaluation Methods and Policy レポート試験(80%)・授業への参加状況に基づく平常点評価(20%)により、公共政策大学院が定める成績評価の方針に従って到達目標の達成度を評価する。
Course Requirements 法曹養成専攻(法科大学院)との共通授業であるため、法律学について一定の素養が必要となる。初学者は、事前に、小泉直樹『特許法・著作権法[第2版]』(有斐閣、2020年)、茶園成樹編『知的財産法入門[第3版]』(有斐閣、2020年)、平嶋竜太ほか『入門知的財産法[第2版]』(有斐閣、2020年)などの入門書を一読しておくとよい。
Study outside of Class (preparation and review) テキスト及び事前に配布するレジュメを用いて、講義の前後に授業内容の予習・復習を入念に行うこと。
Textbooks Textbooks/References 知的財産法 (LEGAL QUEST) , 愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也 , (有斐閣、2018年)
知財判例コレクション, 愛知靖之・前田健・金子敏哉・青木大也 , (有斐閣、2021年)
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