International Security Law

Numbering Code P-GOV03 64150 SJ41 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year 1st & 2nd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.1
Instructor name HAMAMOTO SHOUTAROU (School of Government Professor)
Outline and Purpose of the Course 国際安全保障に関連する国際法上の諸規則およびその適用の実態を理解することを目的とする。受講生の十分な予習を前提に、講義では事例分析を中心に行う。
Course Goals 国際安全保障に関する国際法上の諸規則にかかる基本的な知識を習得する。

事例分析を通じて、それら規則を実際の場面に適用する能力を身につける。

国際安全保障に関する英語文献を日本語文献と大差ない速さ・正確さで読み解けるようになる。
Schedule and Contents 第1回  「戦争の違法化」の過程 台湾出兵から太平洋戦争まで
第2回  国連の集団安全保障の構想と変遷 朝鮮戦争から平和維持活動の誕生まで
第3回  国連の集団安全保障の展開 安保理による武力行使の「授権」・平和維持活動の変質
第4回  国連の平和維持活動への日本の関与
第5回  武力行使の定義 どのような実力行使が禁止されているのか
第6回  自衛権
第7回  在外自国民保護・人道的干渉・「保護する責任」
第8回  安保理による非軍事的「制裁」
第9回  経済安全保障 通商・投資規制
第10回 軍備管理
第11回 武力紛争法 保護される人
第12回 武力紛争法 害敵方法・害敵手段
第13回 武力紛争法 履行確保
第14回 日米安全保障条約と中立法
第15回 まとめとフィードバック
Evaluation Methods and Policy 平常点(40%)・レポート(20%)・期末試験(40%)

平常点は、講義の場における議論への参加状況により評価する。欠席していればもとより、物理的に出席していても議論に参加しなければ評価の対象にしない。

レポートでは、講義で扱う具体的な事例を一つ採り上げ、資料に基づき事実関係を整理し、法的な論点を抽出し、それら論点のうち一つにつき分析を加える。詳細は、講義において指示する。
Course Requirements 「国際法」を受講しているか、学部において国際法関連科目を受講していたことを前提として講義する。ただし、これらを受講していることを必須要件とするものではない。
Study outside of Class (preparation and review) 【予習】
毎回の予習課題(教科書+関連資料)を濵本ウェブサイトに示す。予習課題を熟読し、理解できない箇所があれば自分なりの方法で調べ、それでも理解できなければ講義中に質問する用意をしてくること。

「国際」安全保障法であるので、資料の多くは英語である。英語の文献資料を読解する力を付けるためにもこの講義を活用されたい。

【復習】
復習については特に指示しない。それぞれ自分なりの方法で復習されたい。
Textbooks Textbooks/References 防衛実務国際法, 黒﨑将広ほか, (弘文堂、2021年), ISBN:9784335356926
Related URL http://www.hamamoto.law.kyoto-u.ac.jp/
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