Variational Inequality Approach for Economic Equilibrium

Numbering Code G-ECON31 6A647 LJ44
G-ECON31 6A647 LJ43
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.1
Instructor name Osawa Minoru (Institute of Economic Research Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義では、空間が重要な意味をもつ社会・経済システムを対象として、計算可能な均衡モデルを体系的に構築・解析するための方法論を学ぶ。まず、基礎となる最適化理論の重要な結果について講述し、通常の最適化問題を含むより広い問題クラスとしての変分不等式問題を学ぶ。次に、空間経済モデルのパーツとなる様々な均衡モデルを変分不等式問題として統一的に表現・解析する。また、変分不等式問題に対する系統的な数値解法を知る。あわせて、集団ゲームを代表例としてゲーム理論への応用を学ぶ。




Course Goals 1. 通常の最適化問題を含む広い問題クラスとしての相補性問題・変分不等式問題の基礎理論を理解する。
2. ゲームを含む多くの均衡モデルが変分不等式問題として統一的に表現・解析・計算できることを理解する。
3. 具体的なモデルに対して以下を実行できるようになる:変分不等式問題あるいは相補性問題として表現し、変分不等式問題の理論に基づいて解の理論的特性を分析し、数値解を求める。
Schedule and Contents 下記の項目について各2-3回程度の講義および理解度確認のための演習を計15回行う。 最終回はフィードバックにあてる予定である。
(1) 数理最適化の基礎・変分不等式概論(均衡分析と変分不等式・変分不等式理論の基礎・集団ゲームの理論・数値解法)[6回程度]
(2) ネットワークのモデル(交通ネットワーク均衡モデルなど)[3回程度]
(3) 都市内立地および交通のモデル(都市経済学モデル・出発時刻選択モデルなど)[3回程度]
(4) 地域間立地のモデル(地域間貿易のモデル・新経済地理学モデルなど)[3回程度]
Evaluation Methods and Policy 講義内容に関する知識獲得度合いを随時課すミニ・レポートおよび講義中の質問(30%)および期末レポート(70%)によって評価する。受講人数によっては、期末レポートにかえて受講者に各人の選択した論文をプレゼンテーション形式で紹介してもらう。
Course Requirements 「経済学のための数学」を履修済みか同等の基礎知識を有すること。
Study outside of Class (preparation and review) 予め公開する講義資料の予習。
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