Game Theoretic Analysis of Information Transmission
Numbering Code | G-ECON31 6A644 LJ43 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.1 | |
Instructor name | SADAKANE HITOSHI (Institute of Economic Research Assistant Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 本講義では、意思決定主体間の戦略的情報伝達のゲーム理論分析に焦点を当てて講義形式で網羅的に学習する。講義で扱うトピックは情報伝達手段の違いに応じて(1)シグナリング、(2)チープトーク、(3)説得ゲーム、(4)情報設計問題、の4つに分けられる。いずれの理論も多岐にわたって応用研究がなされているので、それらについても可能な限り紹介する。 | |||
Course Goals | 本講義で扱うトピック及びその背景となる理論を理解すること。最新の学術論文を読解し、関連分野で論文を執筆できるようになること。 | |||
Schedule and Contents |
以下のトピックについて順次解説する。参加者の興味・レベルに応じてスケジュールは調整される。 1.イントロダクション 2.ゲーム理論の復習:不完備情報ゲーム(I) 3.ゲーム理論の復習:不完備情報ゲーム(II) 4.シグナリング(I):基本モデル 5.シグナリング(II):均衡の精緻化 6.シグナリング(III):拡張モデル・応用研究 7.チープトーク(I):基本モデル 8.チープトーク(II):拡張モデル 9.チープトーク(III):応用研究 10.説得ゲーム(I):基本モデル 11.説得ゲーム(II):拡張モデル・応用研究 12.情報設計問題(I):基本モデル(Bayesian Persuasion) 13.情報設計問題(II):基本モデル(Information Design) 14.情報設計問題(III):拡張モデル・応用研究 15.フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点40%、期末レポート60%で評価する。モデルや均衡概念の定義を正しく理解し、自身で均衡を導出する力が身についているかどうかを測るために、講義で習った理論を応用した問題を課す。 | |||
Course Requirements | 大学院科目「上級ミクロ経済学」「経済学のための数学」を履修済みであるか、それと同等の能力があることを前提とする。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | ゲーム理論について予習をしておくと講義の理解が進む。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 講義スライドを配布する。 | ||
References, etc. |
Giving and receiving advice, Joel Sobel, (Advances in economics and econometrics, 2013) Bayesian persuasion and information design, Emir Kamenica, (Annual Review of Economics, 2019) Information design: A unified perspective, Bergemann, D., and Morris, S., (Journal of Economic Literature, 2019) |