Game Theory

Numbering Code G-ECON31 6A513 LJ43 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.4
Instructor name SEKIGUCHI TADASHI (Institute of Economic Research Professor)
Outline and Purpose of the Course 大学院科目「上級ミクロ経済学」の内容を受けて、中級のゲーム理論について、大学院生として最低限知っておくとよいことを解説する。また、ミクロ経済学・ゲーム理論およびその応用分野で論文を書くときに知っておくとよい上級のトピックについても、可能な限り触れる。
Course Goals ゲーム理論で分析できる経済学的問題は多岐にわたるが、それらのゲーム理論的な定式化に習熟し、様々な均衡概念について正確な理解を得る。また、基本的な定理・命題については、その証明のポイントを理解する。
Schedule and Contents 以下のトピックについて解説する。進み具合に応じて、一部の内容を省くことがある。

・正規形ゲーム:強支配と繰り返し強支配、ナッシュ均衡、ミニマックス定理、相関均衡(3回程度の講義)
・簡単な展開形ゲーム:2段階完全情報ゲーム、部分ゲーム完全均衡、後方帰納法(2回程度の講義)
・一般的な展開形ゲーム:展開形ゲーム表現、解概念、正規形ゲーム表現との関係(2回程度の講義)
・繰り返しゲーム:無限回繰り返しゲームにおける協調可能命題とフォーク定理、有限回繰り返しゲームにおける協調不可能命題・可能命題(2回程度の講義)
・不完備情報ゲーム(静学):ベイジアン均衡、顕示原理(2回程度の講義)
・不完備情報ゲーム(動学):逐次均衡、完全ベイズ均衡(3回程度の講義)

なお時間が許せば、協力ゲーム理論の基礎的トピック(コア、シャプレー値、ナッシュ交渉解など)にも触れる。

またこれとは別に、期末試験後にフィードバック1回を行い、試験の解説をする。
Evaluation Methods and Policy 期末試験の成績に基づく。
Course Requirements 特に履修要件はないが、大学院科目「上級ミクロ経済学」「経済学のための数学」を履修済みであるか、それと同等の能力に達していることを前提にして、講義は進んでいく。
Study outside of Class (preparation and review) ゲーム理論を使いこなせるようになるには、様々な定義を正確に理解しなければならない。講義中は色々な概念・用語が定義され使用されるが、全て講義ノートに正確に書いてあるので、予習・復習のどちらでもよいからしっかり頭に入れよう。
Textbooks Textbooks/References 初回以降適宜配布する講義ノートによる。ただし、協力ゲーム理論を扱うと決めた場合は、以下も用いる。
岡田章『ゲーム理論新版』、有斐閣、2011年
References, etc. 初回以降、適宜紹介する。
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