Advanced Course in Animal Development and Regeneration

Numbering Code G-BIO10 51037 LJ68 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 1 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name KITAJIMA TOMOYA (Graduate School of Biostudies Visiting Professor)
Outline and Purpose of the Course 多細胞体制は単一の受精卵から分裂、誘導、細胞配列の再編成を繰り返し、時間軸の正確な制御のもとに構築・組織化され、高次な機能を営む個体へと変貌する。この動的で複雑な過程を、数理科学、システム生物学を含む多角的な視野から分析し、動物の発生と形態形成、その再生過程の背後にある基本原理を検証、講述する。さらに、これらの基盤に基づいて組織・器官を再構成するアプローチを紹介し、再生医療への応用の現状と将来の展望を議論する。
Course Goals 動物の発生・再生現象にいかなる謎が隠されているか、発生・再生研究に取り組む研究者の問題設定、解決へのアプローチを学ぶことにより、その問題意識を把握し、最先端の研究を理解する。また、発生・再生科学を始めとする基礎研究の重要性を理解すると同時に、その研究成果が応用へと展開される道筋を理解し、生命科学の社会への貢献のあり方を受講者自身が考える機会を持つ。
Schedule and Contents 日程:8月3日(水)、8月4日(木)
   
場所:8月3日は理化学研究所・生命機能科学研究センター(理研BDR、神戸市中央区)にて現地開催。8月4日はオンライン開催。

内容:理化学研究所・生命機能科学研究センターにおける発生・再生科学分野の研究リーダーおよびエキスパートを講師陣に迎える。細胞から個体までの様々なレベルにおける発生・再生現象の背後にある原理の究明と再生医療への応用を分かり易く講義する。

理研-連携大学院 発生・再生科学 集中レクチャープログラム 2022
「生命機能科学研究の最先端」


2022年8月3日(水) 現地開催
10:00-10:15 オリエンテーション
10:15-11:15 Sa Kan Yoo 生物はどのように傷に対応するのか
11:15-11:30 (休 憩)
11:30-12:30 木村 航 心臓の代謝と再生をつなぐメカニズム
12:30-13:30 (昼 食)
13:30-14:30 田中 陽 マイクロ・ナノデバイスを用いた生命科学実験の次世代化
14:30-14:45 (休 憩)
14:45-15:30 森田 梨津子 毛包幹細胞の起源を探る
15:30-15:45 (休 憩)
15:45-16:45 林 拓也 非侵襲画像法による霊長類脳の構造・機能・連絡性・可塑性の解明
16:45-17:00 (休 憩)
17:00-18:00 研究室訪問

2022年8月4日(木) オンライン開催
10:00-11:00 Li-Kun Phng Cellular principles of blood vessel formation and remodelling
11:00-11:15 (休 憩)
11:15-12:15 森下 善弘 器官形態形成への異分野融合アプローチ
12:15-13:15 (昼 食)
13:15-14:15 清末 優子 発生細胞生物学の挑戦-超薄光で見えてきたリアルな世界-
14:15-14:30 (休 憩)
14:30-15:30 小幡 史明 食環境による健康寿命の伸縮メカニズム
15:30-15:45 (休 憩)
15:45-16:45 伊藤 拓宏 真核生物における翻訳制御機構:eIF2BとeIF2
16:45-17:15 総合討論

※開催方式およびプログラムは変更の可能性があります。理研BDRウェブサイト(https://www.bdr.riken.jp/ja/index.html)「2022年度集中レクチャー」ページおよびその登録者に送られるメールから最新情報を得てください。
Evaluation Methods and Policy 二日間の集中講義から、一つあるいはそれ以上の講義を選び、講義内容の説明とそれに関する自身の考えを述べたレポートを作成し、講義中に指定する方法で提出してください。詳細については、開講時に説明します。

【評価基準】
全講義の9割以上の出席とレポートの提出を必須とします。レポートは到達目標の達成度に基づき評価します。学会出席など、研究活動のためやむなく欠席する場合は、事前に担当教員に申し出てください。
Course Requirements 履修登録とは別に、理研 生命機能科学研究センター(BDR)のウェブサイト(https://www.bdr.riken.jp/ja/index.html)「2022年度集中レクチャー」ページでの参加登録が必要です。
Study outside of Class (preparation and review) 授業前に、講師の研究室のホームページ等を閲覧し、講師陣の研究概要を把握してください。また、講義終了後、参考文献等を調べることによりさらに理解を深めたうえで、レポートを作成していください。
Textbooks Textbooks/References 講義の内容に対応する部分を予習してください。
Related URL https://www.bdr.riken.jp/ja/index.html
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