Advanced Course in Plant Biology

Numbering Code G-BIO10 51028 LJ68 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 1 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name NAKANO TAKESHI (Graduate School of Biostudies Professor)
SHIRAISHI HIDEAKI (Graduate School of Biostudies Associate Professor)
KOHCHI TAKAYUKI (Graduate School of Biostudies Professor)
YASUI YUKIKO (Graduate School of Biostudies Associate Professor)
FUKUZAWA HIDEYA (Graduate School of Biostudies Professor)
YAMANO TAKASHI (Graduate School of Biostudies Associate Professor)
ARAKI TAKASHI (Graduate School of Biostudies Professor)
YAMAOKA SHOHEI (Graduate School of Biostudies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義の目的は、陸上植物及び藻類の生命科学を俯瞰的かつ総合的に理解することである。講義の内容としては、生物界における植物の位置付け、植物を特徴づける細胞分化・器官分化・個体発生、光合成、環境応答、ストレス耐性、植物バイオテクノロジー、などのトピックスについて、分子・細胞・個体のレベルで講述する。また、植物研究における概念上の革新的発見、近年の植物研究の発展の原動力となった新しい解析技術、社会還元を目指す新しい応用研究、などの生命科学系の大学院生として学んでおくことが望ましい発展的内容も取り上げる。
Course Goals この科目の履修により、生態系や食物連鎖の基幹的生物種として、地球上の大気循環・環境保全・食糧生産・物質生産などを支える植物の特性を、分子・細胞・個体レベルで理解し、基礎科学としての植物生命科学の基本的な概念から最新の研究成果までを適切な用語(英語を含む)で説明できるようになる。特に、植物研究または普遍的な生物研究にも関連する幅広い研究手法に関する理解を深め、自身の研究への適用を考察し、その結果について議論できるようになる。また、植物バイオテクノロジーなど応用研究のための基盤的知識を習得できるようになる。
Schedule and Contents 2022年度  植物生命科学特論

4月26日(火)概要、植物の進化と発生
3限 河内孝之(教授)  「本講義の概要」「植物の進化とゲノム」
4限 安居佑季子(准教授)「未定」

5月10日(火) 植物の生活環と多様性
3限 荒木崇(教授)  「植物の生活環とその制御」整理
4限 山岡尚平(准教授)「植物の配偶子形成と受精」

5月17日(火) 植物の成長と多様性
3限 中野雄司(教授) 「植物の成長とケミカルバイオロジー」
4限 白石英秋(准教授)「藻類の多様性」

5月24日(火) 植物の環境応答
3限 福澤秀哉(教授) 「栄養欠乏環境での植物の生存戦略I」
4限 山野隆志(准教授)「栄養欠乏環境での植物の生存戦略II」
Evaluation Methods and Policy 出席の状況(20%)と講義中または講義後に提出してもらうレポート等(80%)により総合的に評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 予習・復習すべき課題・論文等を紹介するので、必ず行っておくこと.
Textbooks Textbooks/References 京都大学生命科学研究科・編『京大発!フロンティア生命科学』(講談社サイエンティフィク)生命科学研究科の教科書。2018年3月23日刊行。主に参考にしてください。

また、講義では適宜プリントを配布します。
References, etc. Plant Physiology and Development, 6th Edition, Taiz, Zeiger, MØller, & Murphy, (Sinauer Associates), ISBN:978-1605353265, 日本語版は講談社から出版されている。
Biochemistry and Molecular Biology of Plants, 2nd Edition, Buchanan他, (Wiley), ISBN:9780470714218, 第1版の日本語版は学会出版センターから出版されている。
Plant Systematics, Michaeil G. Simpson, (Academic Press), ISBN:978-0-12-374380-0, (河内推薦)
Principles of Development, Wolpert & Trickle, (Oxford University), ISBN:10: 0199549079, 学部生向け。日本語訳はメディカルサイエンスインターナショナルから出版されている。 (注)発生・分化に限られる。(荒木推薦)
植物科学を学んだことがない学生は、以下のような教科書を持っている場合には、その中の植物関係の章を学ぶことを勧める。(荒木推薦)
Sadava ほか: Life the Science of Biology, Freeman 
ISBN-10: 1464136394(注)講談社ブルーバックスの日本語訳(5冊)には、植物関係の章は含まれていない。『キャンベル生物学』、『ケイン生物学』など日本語訳がある生物学教科書でもよい。

また、講義の中でも適宜紹介する。
Related URL https://www.lif.kyoto-u.ac.jp/j/?post_type=teachers
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