Life Sciences I (Advanced Course)

Numbering Code G-AGR03 6CA24 LJ61 Year/Term 2022 ・ Intensive, Second semester
Number of Credits 1 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name Part-time Lecturer (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 代謝は生物が持つ基本システムの一つであり、生物機能利用の基礎ともなっている。例えば有用物質発酵生産は微生物代謝機能に立脚している。また、農薬や医薬には代謝経路をターゲットにしている物も多い。これまで、代謝を構成する部品(代謝物、酵素など)の理解が進んだが、部品が組み合わさった結果生じる振る舞いについては、その理由をうまく説明できないことが多い。そこで本講義は代謝を定量的に計測、解析する最新手法を解説し、出芽酵母がエタノールを大量に生産するのはなぜか?阻害剤処理で生物が死ぬ理由はなぜか?などの課題を検討することで、代謝を合理的に利用するための疑問点や命題を探っていく。
Course Goals 代謝の振る舞いを定量化するための計測技術の概要および、代謝を解析するためのモデリング手法の概要を理解する。代謝計測データ、代謝モデルから得られた最新情報による代謝メカニズムの理解を共有する。また代謝工学をはじめとする応用に関しての基礎知識を習得する。
Schedule and Contents 1.代謝の計測法1 代謝中間体含量の測定
2.代謝の計測法1I 代謝酵素発現量の測定
3.代謝の計測法1II 代謝流束(フラックス)の測定
4.代謝の解析法I 化学量論に基づく解析
5.代謝の解析法II 反応速度論に基づく解析
6.代謝研究への活用I 有用物質生産微生物の代謝改変
7.代謝研究への活用II 薬物作用機差の解析
8.代謝研究への活用III がん特異的代謝の解析
Evaluation Methods and Policy 授業への参加状況(35%)と講義後のレポート(65%)。
評価基準及び達成度については、当該年度農学研究科学修要覧記載の[評価基準及び達成度]による。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 中枢代謝経路(解糖系、TCA回路等)の基礎知識を復習しておくこと。
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