Civil Law (General Provisions of Obligations and Law of Succession)

Numbering Code U-ECON00 30936 LJ41 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 4 Course Type Lecture
Target Year 3rd & 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2・Fri.2
Instructor name HASHIMOTO YOSHIYUKI (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義では、民法第3編「債権」第1章「総則」および第5編「相続」に置かれた諸制度を取り上げ、各制度の基礎にある考え方および制度の具体的な内容について解説する。
Course Goals 本講義は、債権総則の主要制度について具体的場面に関係づけて理解すること、単純な設例について法的分析を行う能力を身に付けること、相続法の基本的知識を習得することを、到達目標とする。
Schedule and Contents ※初回の授業時に、より詳細な進行予定を配布する。
【第1回~11回】
債権総論の前半部分(債務の履行に関係する諸制度)を取り上げる。各項目に1~2回の授業をあてる。
 1.序論
 2.債権の種類・内容
 3.履行の強制
 4.債務不履行
 5.債務不履行責任の要件
 6.債務不履行による損害賠償
 7.弁済、債権消滅原因
 8.弁済の提供、受領遅滞
 9.第三者による侵害・妨害
【第12回~24回】
債権総論の後半部分(金融取引と特に密接に関わる諸制度)を取り上げる。各項目に1~2回の授業をあてる。
 10.債権者代位権
 11.詐害行為取消権
 12.相殺、代物弁済
 13.表見受領権者に対する弁済
 14.債権譲渡
 15.多数当事者の債権債務関係
 16.保証債務
 17.債務引受け、第三者弁済
 18.弁済による代位
【第25回~28回】
相続法の諸制度について概説する。各項目に1~2回の授業をあてる。
 19.相続人、相続財産、相続分
 20.遺産共有、遺産分割
 21.遺言、遺留分
≪期末試験≫
【第29・30回】 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 期末試験により、経済学部が定める成績評価の方針に従って到達目標の達成度を評価する。
Course Requirements 民法(総論・総則・親族)(旧・民法第一部)、民法(物権)(旧・民法第二部)、家族と法を履修ずみであることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) PandAを通じて、各回の授業についての簡単なレジュメを事前配布し、また、授業後の補足等を掲載する。
復習にあたっては、参考書や判例(原文)にも目を通して理解を深めてもらいたい。
Textbooks Textbooks/References 毎回の授業は、事前配布するレジュメに沿って進行する。各自で印刷して持参すること。
References, etc. 【債権総論】
〔参考書〕
※授業の進行に合わせて、①を読み進めること(①に代えて②③でもよい)。毎回の授業時には持参しなくてよい。
①中田裕康『債権総論(第4版)』(岩波書店、2020年)
②内田貴『民法3 債権総論・担保物権(第4版)』(東京大学出版会、2020年)
③潮見佳男『プラクティス債権総論(第5版補訂)』(信山社、2020年)
〔判例教材〕
※講義の中で判例を紹介する際には、④を用いる。
④瀬川信久ほか『民法判例集 担保物権・債権総論(第3版)』(有斐閣、2014年)
〔基礎〕
※基礎だけ学びたい場合は、⑤を用いるとよい。
⑤栗田昌裕ほか『民法4債権総論』(有斐閣、2018年)

【相続法】
〔参考書〕毎回の授業時には持参しなくてよい。
⑥高橋朋子ほか 『民法7 親族・相続(第6版)』 (有斐閣、2020年)
PAGE TOP