Basic Biostatistics in Food Science & Biotechnology
Numbering Code | Year/Term | 2022 ・ Second semester | ||
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name | MATSUMIYA KENTAROU (Graduate School of Agriculture Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 食品生物科学は食と健康に関する学問体系であり、「さまざまな生命現象における普遍的規則を観察または実験を通して見出す」ことを目的とするものである。本講義では、そのために必要な科学的思考法の基礎を解説するとともに、研究のステージに応じて適用すべき客観的な因果推論の方法論を示す。規則を見出す対象集団および収集するデータの設計、事実の要約と可視化、そして結論の確からしさの導出という一連の統計学的手続きを提示する。これにより、実験講義や課題研究、あるいは研究論文に主体的に取り組むための基礎を築く。 | |||
Course Goals | 研究活動に利用可能な資源は有限かつトレードオフであることから、目的を明確化した上で適切な手段を選ぶことが必要である。本講義ではそのための理論を体系的に学ぶとともに、演習を通して実践力を身につけることにより、あらゆる場面で履修者本人が自律的に研究計画を立てられるようになることを目標とする。 | |||
Schedule and Contents |
食と健康および生命現象を題材にして、以下の内容を15回の授業の中で解説する。講義ごとに適宜演習問題を課す。(進行は受講生の理解度に応じて適宜調整する。) 1. 科学的思考法の基礎 (論理的推論、還元主義と全体主義、論理ツリー、科学的命題) 2. 研究のステージとデザイン (記述・仮説生成・仮説検証、疫学的手法) 3. データの尺度水準 (名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度) 4. 統計図表の作成と分類 5. 母集団と標本集団 (ヒストグラム、正規分布、偏りと交絡、信頼性と妥当性) 6. 代表値とその分布 (平均値、分散、標準偏差) 7-10. 検定と推定 (各種の統計的手法:t検定、F検定、分散分析など) 11-14. 相関と回帰 15. まとめとフィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。講義を4回以上欠席した者の単位は認めない。課題提出(50点)および筆記試験(50点)の合計素点(100点満点)に基づいて評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 自学自習用の実践問題を適宜課す。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 講義プリントを配布する。 | ||
References, etc. | バイオサイエンスの統計学, 市原清志, , ISBN:978-4-524-22036-6 |