Laboaratory Course in Computer Literacy

Numbering Code U-AGR05 2E223 PJ80 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 1 Course Type Practical training
Target Year 2nd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name NAKAMURA MASASHI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor)
YAMASAKI MICHIMASA (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 森林科学科では多種多様な学生実習・実験が用意されており,これらの科目の受講者には何らかの実験レポートの提出が課される.「実験→レポート執筆」の繰り返しを経て,最終学年では課題研究に臨むことになる.実験や解析から得られた様々なデータ(多くの場合,数値データ)を加工,変換,比較,可視化するなどしてレポートにまとめ上げていくために,PCの利用はもはや必須である.より具体的に言えば,表計算ソフトウェアの使用は避けて通れない.
そこで本実習では,森林科学科の学生にとって必須のPCスキルとなりうる表計算ソフトウェアの利活用に焦点を絞り,実践的な課題を集中的にこなすことで,森林科学のためのPC利用法を学ぶ.
Course Goals ○表計算ソフトウェアの基本的な使用方法を一通りマスターするとともに,より効率よくデータ処理を行うための技法を体得する.
○表計算ソフトウェアを中心に,ワードプロセッサやプレゼンテーションソフトウェアとデータを連係させる方法を身に付ける.
○統計学的に数値データを処理する手法を理解する.
Schedule and Contents 1. 表計算ソフトウェアの基礎(仲村)[1回]
 表計算ソフトウェアを表「作成」ソフトではなく表「計算」ソフトウェアとして利活用するために,絶対セル番地,相対セル番地,組込関数など,必ず把握しておかなければならない基礎事項について解説する.
2. データの可視化とオフィス系ソフトウェアの連動(仲村)[2回]
 説得力のあるレポートを書くためにデータの可視化は極めて有効である.表計算ソフトウェアのお仕着せ(デフォルト)ではない能動的なグラフの作成法についてノウハウを紹介するとともに,出来上がったグラフをワードプロセッサやプレゼンテーションソフトウェアに組み込む実践的なテクニックを説明する.
3. 表計算ソフトウェアによる大規模データの処理(仲村)[1.5回]
 様々な数値データが蓄積されてくると,ワークシートをまたがって横断的にデータを参照する必要が生じ,場合によっては,異なるファイルのデータを参照する必要もある.このようなときに有効な組込関数の利用法を紹介し,効果的なワークシートの作り方などについて解説する.
4. 表計算ソフトウェアによるシミュレーション(仲村)[1.5回]
 表計算ソフトウェアには乱数を発生させる関数が用意されており,これを利用すると手軽に様々なシミュレーションを行える.乱数を利用した簡単なモンテカルロシミュレーションや,グラフ機能との連携について概説する.
5. 表計算ソフトウェアによるデータ分析(山崎)[2回]
 研究の大きな流れは,仮説の構築・データの取得・仮説の検証・結果の考察,である。森林における調査データや木材を対象に取得した実験データが,自身が構築した仮説を裏付けるかどうかを検証するためには,統計学的な視点と基準が必要である.そこで,模擬データの処理を通して,分布・平均・分散などの基礎事項および統計的仮説検定について解説し,回帰分析や分散分析などより実用的なデータ分析の手法を紹介する.
Evaluation Methods and Policy [評価方法]
実習への取り組み状況(3~4割)+課題の出来具合(6~7割)

[評価基準]
評価基準及び方針については,当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による.
Course Requirements 履修者は
1) 農学部森林科学科2回生に限る(他学部,他学科,他回生の履修は原則認めない)
2) オフィス系ソフトウェアがインストールされた自身のノートPCを持参できる者に限る(ACアダプタも持参できること)
※オフィス系ソフトウェアがインストールされていればOSがWindowsでもMacでも構わないが,キーボードへの機能割り当てが異なるなど,操作性に差異が生じる場合がある.
Study outside of Class (preparation and review) 実習の性格上,予習はそれほど必要ないが,復習は十分に行うことが望ましい.
Textbooks Textbooks/References 教員が作成した実習テキストを配付する.
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