ILAS Seminar :Forests Supporting Kyoto
Field Course at Kitashirakawa Experimental Station Hiroaki Fujii (Technical staff, FSERC)
*There are some differences between the verbal explanation and the subtitles.
[Kitashirakawa Experimental Station]
In the year following the establishment of the Faculty of Agriculture of Kyoto University in 1924, this station was established as a nursery and arboretum. 250 species from subarctic to warm temperate areas of Japan, 170 species from foreign countries and 80 cultivars have been planted. More than 120 timber specimens (5 families, 23 species of gymnosperms and 33 families, 103 species of angiosperms) sampled from forest research and experimental stations of FSERC are also stored.
Details
- Year/Term
- 2021 / Intensive, First semester
- Faculty/
Graduate School - General Education, Field Science Education and Research Center
- Language
- Japanese, English
- Instructor name
- Hiroaki Fujii(Technical staff, FSERC, Kyoto Univ.)
- Place
- Kitashirakawa Experimental Station
Syllabus
No. | U-LAS70 10001 SJ50 | Term | 2021・Intensive, First semester |
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Number of Credits | 2 credits | Course Type | seminar |
Target Year | Mainly 1st year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Intensive |
Instructor name | ISHIHARA MASAE (Field Science Education and Research Center Associate Professor) TOKUCHI NAOKO (Field Science Education and Research Center Professor) ISE TAKESHI (Field Science Education and Research Center Associate Professor) SAKANOUE NAO (Field Science Education and Research Center Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 京都は豊かな森林・水などの自然に支えられ、その資源を利用することによって古より発展を遂げきた。多くの文明が環境破壊と生態系サービスの劣化によって失われた事実とは対照的に、京都周辺には現在でも多くの森林や渓流が残り、京都の文化を支えている。 本科目では、京都市の里山や芦生の原生的な森林などで、森林と人間の関係を科学的に捉える研究手法を実習を通して学び、森林の利用に関する地域の歴史や人々の智恵を、猟師などの地域の多様な人と接するなかから学ぶ。そして、森林と人間社会との新しい関係を考える。 |
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Course Goals | 京都における森林の歴史や現在の状況を学習し、森林をめぐる環境問題に対し、実習を通じて科学的な知識や研究手法を習得する。加えて、地域の人々や活動を体験し、人間社会と森林の関係について考察し、多面的な視野から対応策を考えられるようになる。 |
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Schedule and Contents | 前期集中 実習期間は9月上旬の2泊3日です。新型コロナウィルス感染症の状況次第で、日帰りやオンラインになる可能性があります。 事前授業を8月に行います。日時は学生と相談して決定します。 連絡はメールを用いて行うので、必ずKULASISに登録しているメールを確認すること。 森林と人間の関わりに関する歴史的知見ならびに森林生態系に関する生態学的知識について学習する。 その後、京都大学が有する、里山として利用されてきた上賀茂試験地、原生的な森林である芦生研究林にて実習を行う。 森林と人間社会の関係について、土壌(徳地)、植生(石原)、歴史・生活(坂野上)、森の感動(伊勢)といった異なる側面から、調査、データ解析、発表を行い、科学的な研究の流れを理解する。 さらに猟師や林業家など森林と関わる仕事をしている学外の講師の話を聞き、人工林やかやぶきの里を見学し、森林がどのように管理され、人々がどのように森林とともに生きてきたかを学ぶ。 1日目 上賀茂試験地:京都市の里山 ガイダンス 森林と人間の関係について講義 上賀茂試験地の見学 芦生研究林へ移動・夕食 森と人との関わりについて猟師などの外部講師 2日目 芦生研究林の自然と調査 午前 樹木種の識別実習、原生的森林の観察 午後 班に分かれて芦生研究林内で調査を行う。 土壌(徳地)、植生(石原)、歴史・生活(坂野上)、森の感動(伊勢) 事前説明会で希望する班を聞きます。申込者が少ない班は別の班と合同になります。 班ごとのまとめ、ディスカッション 各班の発表、ディスカッション 夕食 3日目 かやぶきの里、林業市場などの見学 北白川試験地の見学 解散 |
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Evaluation Methods and Policy | 実習中の調査結果の解析、発表とレポート作成。詳細は授業中に説明する。 |
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Course Requirements | 前期開講の、森里海連環学系科目 森里海連環学IおよびII を受講しておくことが望ましい。 |
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Study outside of Class (preparation and review) | 事前に芦生研究林・上賀茂試験地・北白川試験地についてフィールドセンターのHPを確認すること。 実習前に課題を出し、実習時に提出してもらう。 |
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Textbooks/References, etc. | 森のバランス, 森林立地学会編, (東海大学出版会) 森里海連環学, 山下洋 編, (京都大学学術出版会) 森林の変化と人類, 中静透・菊沢喜八郎 編, (共立出版) シカ問題を考える, 高槻成紀, (山と渓谷社) 京都の森と文化, 京都伝統文化の森推進協議会, (ナカニシヤ出版) |
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