魚類心理学入門
授業の特色
魚の行動や生態を科学する「魚類心理学」という研究分野について,担当教員自身の取り組みを中心にわかりやすく紹介してゆく.
講義詳細
- 年度・期
- 2012年度・前期
- 開講部局名
- 全学共通科目
- 使用言語
- 日本語
- 教員/講師名
- 益田 玲爾(フィールド科学教育研究センター)
[各回の授業体制]
毎回l時間程度,講師がパワーポイントによりプレゼンを行い,その後,学生らの質問や意見を受け付ける.さらに,質問や意見のレポートを提出してもらい,これらを次の講義に反映させる.
シラバス
開講年度・開講期 | 2012 前期 | 授業形態 | ゼミナール |
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対象学生 | 1回生 | 曜時限 | 水曜3限講義×6回,フィールド実習2泊3日 |
授業の概要・目的 | 魚の行動や生態を科学する「魚類心理学」という研究分野について、担当教員自身の取り組みを中心にわかりやすく紹介してゆく.海の魚の行動や生態に関する諸々の話題を,豊富な水中写真と料理写真を用いて提供する.そこから,海洋環境をとりまく問題を提起し,食料資源としての海洋生物の管理のあり方について,学生さんらとともに考えてみたい.さらには,人類がいかに海と関わってきて,これからどう関わるべきか,といった話題についても話し合う. |
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授業計画と内容 | 講義とディスカッション(予定) 第1回(4月18日) 研究の道具としてのスキューバ潜水 第2回(4月25日) 群れ行動の発達心理学 第3回(5月9日) 魚類心理学を栽培漁業に活かす 第4回(5月16日) 魚の行動から海の資源の未来を読む 第5回(5月23日) 回遊魚の行動学 第6回(5月30日) 研究というゲームの楽しみ方&プレゼンテーションの奥義 フィールド実習(6月22日(金)-24日(日))(6月22日(金)舞鶴入り,24日(日)夜帰洛) 毎回1時間程度,フリーディスカッションを含めた講義を行い,その後レポートを提出して頂きます.提出されたレポートをネタに,以後の講義を組み立てます. フィールド実習では、希望者は海に入ります.その場合,マスク・シュノーケル・ウェットスーツ等は貸与しますが,水着はご持参ください.学生教育研究災害傷害保険等の傷害保険に必ず加入しておいて下さい.実習参加に必要な旅費・宿泊費・食費等は各自の負担とします.滞在中の食事は,基本的に皆で自炊の予定です. |
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成績評価の方法・観点 | 出席、レポートおよび受講態度 |
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履修要件 | [予備知識] 特になし |
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教科書・参考書等 | [参考書] 森と里と海のつながり, 京都大学フィールド科学教育研究センター(京都大学総合博物館) 魚類生態学の基礎, 塚本勝巳(恒星社厚生閣) 魚の心をさぐる, 益田玲爾(成山堂書店) |