学術情報リテラシー入門, 2014

[授業の概要・目的]
論文・レポートを書くための文献・情報収集、卒業論文作成のための文献調査等に必要な情報活 用技術を演習によって習得しながら、図書館情報学、情報探索の概要を学ぶ。

講義詳細

年度・期
2014年度・後期
開催日
2014年10月01日 から 2015年1月14日
開講部局名
全学共通科目, 図書館機構
使用言語
日本語
教員/講師名
引原隆士(附属図書館 教授)
黒橋禎夫(情報学研究科 教授)
川崎良孝(教育学研究科 教授)
金子周司(薬学研究科 教授)
北村由美(附属図書館 准教授)
開催場所
学術情報メディアセンター南館203・204

シラバス

開講年度・開講期 2014 後期 曜時限 水4
授業の概要・目的
大学における学習や研究をすすめる上で、常に問われるのは「独創性のある着想」であるといえ るでしょう。「独創性のある着想」とは、思いつきで生まれるわけではなく、文献探索手法を駆使 し、これまでのどのような研究がされてきたか、どのようなことが分かっているかという文献調査 を行って初めて提案できることです。文献探索手法に習熟するためには、インターネット上にある 情報の評価方法を学ぶことも必要ですが、学術情報を管理している図書館や、文献データベース提 供企業が、どのような論理で情報を組織化しているのかを理解することが必須だといえます。 本授業では、専門分野の異なる教員陣によって、各分野における情報の組織化と活用方法の歴史 や現在を講義で紹介した後に、図書館やデータベースなどの文献検索ツールの演習を行います。そ して総合演習では、それらのスキルを活用して、受講者の皆さんに発表を行ってもらいます。 具体的な授業内容は以下を含みます:
・大学図書館の機能と研究活動(講義):授業への導入として、大学図書館での資料・情報源やサ ービスが論文・レポート執筆にいかに役立つかを概説します。
・分類の一般概念と分類理論(講義+演習):情報の整理・探索・分析の基礎となる分類について、 図書館での分類法からネット上での情報探索のしくみに至るまで学びます。
・目録情報とその利用法(講義+演習):「どこ(どの図書館のどの場所)にどんな資料があるか」 を示すしくみとしての目録について、さまざまなデータベースを含めて活用法を学びます。
・参考資料の種々とその利用(講義+演習):辞書・事典類(参考資料)を用いて、思考・発想の ヒントや有益な文献を探し出す方法を学びます。あわせて、学術論文の探し方についても学びます。
・インターネット情報およびデータベースとその活用法(講義+演習):ネットでの情報探索にお いて陥りやすいポイントは何かを、難題を自ら調査する経験を通じて学びます。
・大学での研究・学習と情報源(講義):上記の通り学んできたさまざまなしくみや情報源を、実 際の論文・レポート執筆の場面でいかに活用すべきかを学びます。
・総合演習(演習):授業全体の総まとめとして、受講生によるグループごとの発表を予定してい ます。
成績評価の方法・観点
演習ごとに課題を設定し、レポートを提出してもらい、総合的に評価します。
教科書・参考書等
(参考書)
「大学生と『情報の活用』」を参照のこと。 (学内限定公開:http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/support/index.php?content_id=22) (関連URL)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/support/index.php?content_id=3(授業用ウェブサイト)
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/general-education-jp/2011/department-ab/9127001-9128001/lecturenote(OCW講義 ノートURL(2011年度))
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