教育学研究科 2020レクチャーシリーズ第2回「意図した断絶と意図せざる継承についてー1945年の台湾と朝鮮における学校文書から」

Intended Break and Unexpected Continuation: School Documents in/after Japan’s Colonial Rule (Simultaneous interpretation) Satoko Hiura (Associate professor, National Museum of Japanese History)

概要
8月28日(金)、教育学研究科グローバル教育展開オフィス主催 2020年度レクチャーシリーズ『越境する「日本型教育」の歴史的・多目的理解に向けて』をテーマにZOOM講演会を開催いたしました。
第二回目となる今回は、人間文化研究機構国立歴史民俗博物館 樋浦 郷子先生により「意図した断絶と意図せざる継承についてー1945年の台湾と朝鮮における学校文書から」Intended Break and Unexpected Continuation: School Documents in/after Japan’s Colonial Rule をテーマにご講演いただきました。司会進行はオフィス長 教授 高山敬太先生が務め、日・同英時通訳も入りました。当日は学内外から多くの参加があり、活発な質疑応答が行われました。

要旨
台湾や朝鮮の学校は、1945年に「解放」に至ったわけですが、学校教育はどのように「解放」「脱植民地化」されていったのでしょうか。本講演では、学校文書のなかでも、『学校沿革誌』に注目してお話します。日本の植民地であった台湾や朝鮮の学校でも、日本内地と同様に沿革誌の作成がなされていました。日本統治期には必置の文書であり、日本語で書き綴られた学校沿革誌のなかには、現在の台湾や韓国で保存されているものも多くあります。 1945年の後半を画期に、学校沿革誌はどのように変化していくのか、ということを中心にお話ししたいと思います。

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