海洋生物科学技術論と実習I, II, IV(舞鶴水産実験所 学生実習)
学生実習 (5) 標本実習 甲斐 嘉晃(フィールド科学教育研究センター 准教授)
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- 学生実習 (1) 乗船調査編
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鈴木 啓太(フィールド科学教育研究センター 助教)
2021/09/02 09:28 日本語
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- 学生実習 (2) 実験室編
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木下 政人(農学研究科 准教授)
2021/09/03 14:02 日本語
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- 学生実習 (3) シュノーケリング講習
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益田 玲爾(フィールド科学教育研究センター 教授)
2021/02/26 29:59 日本語
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- 学生実習 (4) 乗船調査における底生動物採集と海洋環境観測の方法
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鈴木 啓太(フィールド科学教育研究センター 助教)
2021/02/09 29:45 日本語
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- 学生実習 (5) 標本実習
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甲斐 嘉晃(フィールド科学教育研究センター 准教授)
2021/02/10 33:51 日本語
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- 学生実習 (6) 耳石解析と胃内容物観察の解説
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鈴木 啓太(フィールド科学教育研究センター 助教)
2021/02/10 35:51 日本語
講義詳細
- 年度・期
- 2021年度・通年集中
- 開催日
- 2021年4月01日 から 2022年3月31日
- 開講部局名
- 農学部, フィールド科学教育研究センター
- 使用言語
- 日本語, 英語
- 教員/講師名
- 益田 玲爾(フィールド科学教育研究センター 教授)
甲斐 嘉晃(フィールド科学教育研究センター 准教授)
木下 政人(農学研究科 准教授)
鈴木 啓太(フィールド科学教育研究センター 助教)
- 開催場所
- 舞鶴水産実験所
- 備考
- I, IIは前期集中、IVは後期集中
(1) 乗船調査編 (乗船調査の一例)
科目名:海洋生物科学技術論と実習II
概要目的:教育研究船「緑洋丸」に乗船し,底生動物の採集と海洋環境の観測を行いました.動物群集が生息環境に応じて異なることを学ぶためです.撮影日の海況が悪かったため,映像や音声の一部が不鮮明になっています.
(2) 実験室編 (ベントスのDNA抽出とDNA配列による分類)
科目名:海洋生物科学技術論と実習II
概要目的:実習期間中に底引き網で採取したベントス(底生生物)のうち,一部の個体を選んでDNAを抽出し,PCRでDNAを増幅しました.その後,図鑑を使って生物種を同定し,DNAシーケンスによる同定の結果と比較・考察しました.
※実験室のため,機械音が入ってしまっています.
(3) シュノーケリング講習
科目名:海洋生物科学技術論と実習I
概要目的:シュノーケリングの方法について,泳ぎの苦手な方にも楽しんでもらえるよう説明しました.機材の使い方や,水への入り方,効率の良い泳ぎ方,安全上の注意などについて話しています.実習は8月に実施されますが,撮影は事情あって12月23日.ウェットスーツで入るには,少々寒かったです.
(4) 乗船調査における底生動物採集と海洋環境観測の方法
科目名:海洋生物科学技術論と実習IIおよびIV
概要目的:教育研究船「緑洋丸」による底生動物採集と海洋環境観測の方法を解説しました.救命胴衣の使用方法,乗船時の注意事項,観測機器や底曳網の使用方法,採集物の選別方法,底生動物の同定方法などを,項目ごとにご覧いただくことができます.
(5) 標本実習
科目名:海洋生物科学技術論と実習I
概要目的:魚類の多様性を学ぶ基本として,種の同定と形態の観察を行いました.実際の実習では主に舞鶴周辺で採集できるさまざまな魚種を用い,実習生同士で担当した魚の比較も行ってもらいます.種同定を行う際に必要となる基本的形態の解説がご覧いただけます.
(6) 耳石解析と胃内容物観察の解説
科目名:海洋生物科学技術論と実習IV
概要目的:スズキ稚魚(体長約1 cm)を題材に,耳石解析と胃内容物観察の方法を解説しました.耳石の摘出方法と包埋方法,日周輪の計数方法,胃内容物の摘出方法と観察方法などを,項目ごとにご覧いただくことができます.
シラバス
開講年度・開講期 | I, II:前期集中,IV:後期集中 | 授業形態 | 実習 |
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配当学年 | 2回生 | 使用言語 | 日本語 |
授業の概要・目的 | I: 夏期休暇中(8月27日~9月1日の予定)に舞鶴(フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所)において,海洋環境および海洋生物に関する実習を行う.なお独立した実習科目である海洋生物科学技術論と実習IIも連続して舞鶴で開かれるため,両方を受けることも,いずれかを受けることも出来る.実習期間中は水産実験所の宿泊施設に合宿する.舞鶴水産実験所への往復は実習バスを利用する. II: 夏期休暇中(9月1日~9月6日の予定)に舞鶴(フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所)において,海洋環境および海洋生物に関する実習を行う.なお独立した実習科目である海洋生物科学技術論と実習Iも連続して舞鶴で開かれるため,両方を受けることも,いずれかを受けることも出来る.実習期間中は水産実験所の宿泊施設に合宿する.舞鶴水産実験所への往復は実習バスを利用する. IV: 春期休暇中(3月7日~11日を予定)に舞鶴(フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所)において、海洋観測や魚類・底生無脊椎動物調査の実習を行い、夏期(実習Ⅰ,Ⅱ)とは大きく異なる海洋環境、生態系、動物群集等を調べる。特に、早春に多く出現するスズキなどの仔稚魚に焦点を当て、その生育環境の情報も得て、沿岸生態系への理解を深める。 舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受ける。これらによって、本海域では多様な漁場が形成され、沿岸の水産業も発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、魚類や無脊椎動物を対象にして、形態観察(外部形態・内部形態)、日齢査定(耳石観察)などの実習を行い、水産生物学の基礎知識を習得する。 |
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到達目標 | I: 海洋環境および海洋生物に関するフィールド調査の基本的な手法を習得する. 沿岸の海洋環境とそこに生息する生物との対応関係を理解する. 沿岸の生物生産構造を理解する. 魚類学の基礎的手法を習得する. II: 海洋環境および海洋生物に関するフィールド調査の基本的な手法を習得する. 沿岸の海洋環境とそこに生息する生物との対応関係を理解する. 沿岸の生物生産構造を理解する. 分子生物学的手法を用いた種同定法を理解する. IV: 1. 海洋観測手法、採集生物のソーティング、魚類・底生無脊椎動物の分類、魚類形態学、魚類生態学の基礎について、野外実習と研究室での観察や分析により習得する。 2. 海洋環境と生物の分布や生態との関係を理解する。 3. 漁業活動の現場を訪問し実際に体験することにより、食料生産の場としての沿岸海洋域の役割を理解する。 |
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授業計画と内容 | I: 各項目の順序や内容は気象や海況により変更されることがある. 1日目 バスで移動,実習中の注意および安全講習(甲斐嘉晃),シュノーケリング講習(益田玲爾・鈴木啓太) 2日目 砕波帯における仔稚魚調査(野外)(中山耕至・益田玲爾・甲斐嘉晃・鈴木啓太) 3日目 魚類分類学および解剖学実習(室内)(田川正朋・甲斐嘉晃・中山耕至) 4日目 動物プランクトン実習(室内)(鈴木啓太) 5日目 海洋環境観測(野外)(三田村啓理・市川光太郎・小林志保) 6日目 海洋環境観測データ分析(室内)(三田村啓理・市川光太郎・小林志保),バスで移動 フィードバック 実習中は各日,実習内容について担当教員が質問を受け付ける II: 各項目の順序や内容は気象や海況により変更されることがある. 1日目 バスで移動,実習中の注意および安全講習(甲斐嘉晃),シュノーケリング講習(益田玲爾・鈴木啓太) 2日目 ベントス調査(野外),ソーティング(室内)(甲斐嘉晃・鈴木啓太) 3日目 ベントスDNA抽出,PCR(室内)(木下政人),ソーティング(室内)(甲斐嘉晃・鈴木啓太) 4日目 シュノーケリングによる魚類と大型無脊椎動物の生態観察(野外)(益田玲爾・鈴木啓太) 5日目 ベントスDNAデータ解析(室内)(木下政人) 6日目 市場見学(甲斐嘉晃),バスで移動 フィードバック 実習中は各日,実習内容について担当教員が質問を受け付ける IV: 1日目 舞鶴水産実験所集合、水産加工会社等水産関係施設見学(三田村、益田) 2日目 海洋観測と採集調査;舞鶴湾・丹後海において水温・塩分・光強度・流速・クロロフィルなどの基礎的な海洋調査、底生動物採集実習(鈴木) 3日目 海産動物の分類;採集した魚類と底生無脊椎動物の分類法の習得、同定と計数(甲斐) 4日目 生態学実習;スズキ等の仔稚魚の耳石を用いた日齢査定と成長速度の推定(鈴木) 5日目 学習成果報告、レポート作成(益田、鈴木) フィードバック 実習中は各日、実習内容について担当教員が質問を受け付ける |