【オンライン公開講義】”立ち止まって、考える” シーズン2 「パンデミックから考える権力と国家ーフーコーからヘーゲルへ」

第1回 パンデミックから考える権力と国家 —フーコーからヘーゲルへ (1) 大河内 泰樹(文学研究科 教授)

新型コロナウィルスが引きおこしたパンデミックは国家権力のあり方が私たちの安全と生死をまさに左右するものであることをあらためて浮き彫りにしました。しかし伝染病をいかに防ぐのかという課題は実は18世紀においてすでに近代国家の課題でした。

19世紀ドイツの哲学者であるヘーゲルが『法哲学』(1820年)という著作で構想した国家論の背景には、そうした市民の生に配慮する権力観があります。本講義では、この伝染病を防ぐ国家という観点を糸口に、フーコーの権力論と関連づけながら、ヘーゲルが構想した国家がどのようなものであったのかを論じてみたいと思います。

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