【オンライン公開講義】”立ち止まって、考える” シーズン2「コロナ禍における外国人住民と質的調査」

第1回 コロナ禍における外国人住民と質的調査(1) 安里 和晃(文学研究科 准教授)

新型コロナ感染症による経済的影響は国籍、雇用形態、在留資格、職種、年齢、ジェンダーによって大きく異なる。もともと正規職員の割合が低い外国人住民にとっては、経済的な影響が強いが、特に女性はパートで生計を立てている割合が高いため、影響は甚大である。脆弱なる者はより脆弱になる傾向が明快である。

調査はNPOフードバンクと連携して互恵的な対面調査を実施した。その過程において行政手続き支援も行った。また、非正規滞在者(不法滞在者)に対する支援も実施した。後半はコロナ禍における互恵性にもとづく調査、擁護、政策提言といった質的調査のコミットメントについて論じる。

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https://ukihss.cpier.kyoto-u.ac.jp/2313/

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