春秋講義「極限の宇宙-観測と対峙する一般相対性理論の世界」

極限の宇宙-観測と対峙する一般相対性理論の世界 田中 貴浩(理学研究科 教授)

講演内容
我々の宇宙の時間発展を支配するもっとも重要な力は重力です。重力は最高に美しい理論のひとつとされる一般相対性理論によって記述され、そのほころびは今日に至るまで見えてきていません。そればかりか宇宙の始まりやブラックホールといった一般相対論にもとづく理論的予言が観測との比較で急速に確かめられようとしています。重力波の発見という一般紙をも賑わした科学的大発見も、最新の宇宙像をさらに豊かなものにしています。

講義詳細

年度
2017年度
開催日
2017年11月04日
開講部局名
理学研究科
使用言語
日本語
教員/講師名
田中 貴浩(理学研究科 教授)
開催場所
百周年時計台記念館

第1章 ビッグバン宇宙論からインフレーション宇宙論へ
1 ビッグバン宇宙
2 一様性問題、インフレーション宇宙
第2章 宇宙論の成功の基礎となる一般相対性理論とはどんな理論か
3 一般相対性理論
4 重力波
第3章 重力波物理学・天文学の夜明け
5 重力波物理学・天文学の夜明け
6 連星BHからの重力波検出で何が言えるのか

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