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工学倫理

ナンバリング
  • U-ENG20 42105 LJ77
シラバスID tech_1222
開講年度・開講期 前期
授業形態 講義
対象学生 Undergraduate
使用言語 日本語
曜時限 木3
教員
  • 宅田 裕彦(エネルギー科学研究科)
  • 跡見 晴幸(工学研究科)
  • 金子 健太郎(工学研究科)
授業の概要・目的 現代の工学技術者、工学研究者にとって、工学的見地に基づく新しい意味での倫理が必要不可欠になってきている。本科目では各学科からの担当教員によって、それぞれの研究分野における必要な倫理をトピックス別に講述する。
到達目標 工学倫理を理解し,問題に遭遇したときに,自分で判断できる能力を養う.
授業計画と内容 工学倫理を学ぶ意義(4/11)、1回、工学倫理とは何か、なぜ工学倫理を学ぶ必要があるのかについて概説する。例として建築分野における日常災害および火災事故事例を取り上げ、技術者の果たすべき役割を考えてみる。(原田:建築学科)
地盤工学と工学倫理(4/18)、1回、地下空間開発、斜面安定、エネルギー生成後の副産物の地下貯留・固定には、地盤工学は欠かせない技術である。自然災害や事故事例を通じて、地盤工学と工学倫理について講義する。(岸田:地球工学科)
応用倫理学としての工学倫理(4/25)、1回、工学倫理の基本的な考え方を、他の応用倫理との比較において検討し、現代の科学技術の特殊性について、哲学的、倫理学的な考察を行う。あわせて、「高度情報化時代」における工学倫理は、それ以前のものと比べてどこが同じでどこが異なるのかを、いくつかの事例をもとに考察する。(水谷:文学研究科)
工学倫理に関わる倫理学の理論(5/2)、1回、工学倫理を考える上で役に立つと思われる倫理学のさまざまな考え方(功利主義、義務論、徳倫理学、専門職倫理など)を具体例を用いながら解説する。(伊勢田:文学研究科)
エンジニアリングにおけるアート視点(5/9)、1回、人を対象とする工学においては、「生活の質」に対する考察が必要となる。講義では、医療や福祉などの実例を提示し、質の評価の問題を、機能最適化とアートの双方の視点から考察する。(富田:物理工学科)
ゲノム工学と幹細胞研究の倫理(5/16)、1回、ゲノム編集技術と幹細胞工学の急激な発展によって、技術的にはこれまでは不可能であったヒトの世代をまたいだゲノムレベルの操作が可能になってきた。本講義ではこれらの最新技術を紹介するとともに、これらの技術発展に伴う倫理的な問題点について考える。(永樂:工業化学科)
研究者・技術者の倫理(5/23)、1回、社会で、研究、技術開発の携わる人に必要な倫理感について考える。「李下に冠を正さず」以上に必要な、公平性や公正な評価の重要性に鑑み、議論を行う。(三ヶ田:地球工学科)
生命工学における倫理(5/30)、1回、近年の生命科学の劇的な進展に伴い、再生医療やゲノム編集、クローン技術といった従来では考えられなかった、医療や食糧生産の革新的な方法が技術的には可能になりつつある。それに伴い、安全性や倫理に関して、社会として熟考・対応しなければならない問題が多数発生している。授業では、生命工学技術の現状と、近い将来我々が直面するであろう倫理的問題を概説する。(白川:工業化学科)
特許と倫理(第1回)(6/6)、1回、研究成果である発明を保護する特許制度と特許を巡る倫理問題について学習する。第1回は、特許を巡る倫理問題を理解するにあたり、その前提となる日本の特許制度について、世界の主要国における制度や国際的枠組みとも対比しつつ講義を行う。(中川:電気電子工学科)
特許と倫理(第2回)(6/13)、1回、第2回は、第1回で学習した特許制度の知識を前提として、特許を巡って生じる倫理問題・法律問題について、実例等を含めて考える。(中川:電気電子工学科)
先端化学に求められる倫理(6/27)、1回、技術者や研究者は、先端化学のもたらす危害を防ぐ最前線にいる。化学物質と環境問題との関係、ナノ材料の危険性回避への取り組みなどを通して、技術者・研究者に求められる社会的役割や倫理について考える。(三浦:工業化学科)
報道発表の倫理(7/4) 、1回、社会と密接に関わる工学において、メディアを通した報道発表は欠くことができないプロセスとなる。この講義では、いくつかの報道記事による実例も踏まえながら、報道発表の倫理上の課題を示し、議論する。(情報学科:梅野)
破壊事故と点検・整備(7/11)、1回、輸送機やプラントの破壊事故が発生した場合、点検・整備の不備が指摘されることが多い。幾つかの破壊事故を振り返りながら、その防止のための点検・整備の重要性および工学倫理との関わりについて考える。(琵琶:物理工学科)
原子力における工学倫理(7/18)、1回、原子力技術は大きな価値をもたらす一方、原発事故に見るように大きな災禍を招く可能性がある。津波予測評価の事例をもとに、工学倫理について考える。(高木:物理工学科)
音デザインの倫理(7/25)、1回、エネルギを消費し仕事をする全てのモノから音が発生する。音のエネルギは微小であっても、騒音としてヒトに対して不快感や健康被害を与える場合がある。音が問題となったさまざまなモノの事例を紹介し、モノの設計や稼働環境において考慮すべき倫理的な課題について考える。(高野:建築学科)
成績評価の方法・観点及び達成度 平常点及びレポート
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等  
教科書
  • 講義資料を配付する。
参考書等
  • オムニバス技術者倫理(第2版), オムニバス技術者倫理研究会編, (共立出版(2015)), ISBN: ISBN:9784320071964
  • 新版実践的工学倫理, 中村収三著, (化学同人(2008)), ISBN: ISBN:9784759811551
  • 技術者の倫理(改訂版), 林真理 ・宮澤健二 他著, (コロナ社(2015)), ISBN: ISBN:9784339077988
  • 技術者倫理の世界(第3版), 川下智幸・下野次男 他著, (森北出版(2013)), ISBN: ISBN:9784627973039