春秋講義「なつかしさの心理学-こころの時間旅行-」
なつかしさの心理学-こころの時間旅行- 楠見 孝(教育学研究科 教授)
春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。年に2回、春と秋にテーマをもうけ講義を行います。
令和2年度秋季講義は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンデマンド配信で「こころのカタチ」をテーマに開催します。
テーマ:こころのカタチ
確かにあるのに目に見ることが出来ない「こころ」。わたしたちの行動や思考はこの見えない「こころ」に大きな影響を受けています。「こころ」はどういうもので、どこにあるのでしょうか?「こころ」を形にすることは出来るのでしょうか?今回の講義では、ヒトの脳からこの見えない「こころ」の問題を考えてみたいと思います。
講義詳細
- 年度
- 2020年度
- 開催日
- 2020年10月01日
- 開講部局名
- 教育学研究科
- 使用言語
- 日本語
- 教員/講師名
- 楠見 孝(教育学研究科 教授)
- 開催場所
- オンライン開催
なつかしさの心理学-こころの時間旅行-(楠見 孝 教育学研究科 教授)
なつかしい記憶は、現在から過去へのこころの時間旅行によって、他者との絆や場所とのつながりを想起させ、幸福感や甘酸っぱい気持ちを引き起こします。本講義では、なつかしい記憶の想起とそれに伴うこころのメカニズムを、心理学実験と調査、そして理論に基づいて解説します。さらに、なつかしさをカタチにして活用するための、記憶支援装置、広告やまちづくりのデザイン、回想法による高齢者の支援の問題を考えます。
タグ
#心理学
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