特別シンポジウム「グローバル人材と日本語」-日本の国際化を担う人材が磨くべき言語能力とは-

開会挨拶 西山 教行(京都大学人間・環境学研究科 教授)

開催趣旨
日本の国際化を担う「グローバル人材」の育成は、国家的課題とまで言われているが、その具体像が未だ曖昧な中、ただ英語の運用能力を身につけた人材をグローバル人材とする風潮もある。しかし日本の人材育成においてまず重視すべきは母語である日本語の力であり、そして英語に限定されない、多様な外国語を学び、理解する複言語能力ではないだろうか。日本語を使って世界に日本を発信し、複言語能力を活かして世界の情報を吸収できる人材の育成に向けて、今、言語教育ができることとは何か。

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