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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 7441001地理学(演習)

7441001地理学(演習)

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科目ナンバリング
  • G-LET31 77441 SJ39
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 演習
配当学年 1回生以上
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 金3
教員
  • 山村 亜希(地球環境学舎 教授)
授業の概要・目的  前期の講義において、現地踏査(巡検)を実施できなかったことから、後期の前半(10月・11月)では、歴史空間の現地踏査(巡検)を実施する。よって、今年度前期の金曜3限山村担当講義の受講生のみ、受講可能とする。巡検は京都近隣や日帰りで小牧に出かけ、金曜午後を使用する(できるだけ金曜午後を空けておいてほしい)。巡検は人数を制限して行う。3限しか参加できない人は途中で離脱し、4限以降も参加できる人は途中から参加とする(受講生が少ない場合は全参加も可)。巡検前の授業で読図の演習を行い、参加後に提出の巡検レポートを提出する。受講生が対象地域のレジュメ作成と発表を分担する場合もある。なお、巡検は動画を作成するので、参加できなかった部分は、それでカバーしてほしい。
 後半(12月・1月)に当初予定していた『信長公記』の講読演習を行う(下記参照)。受講生がテキストを分担して、①講読、②復原図の作成、③読図を行い、その成果をレジュメとしてまとめて発表する。それについて全員で討論を行う。また、『信長公記』に登場する近辺の城郭・合戦場等についても巡検を行う予定であり、地形図編集を含めたレジュメ作成と発表も受講生が分担する。

【当初の概要・目的】
歴史地理学は過去を対象とする地理学である。その方法の一つに、歴史資料(文献史料・地図資料・考古資料・伝承等)を地図化するというものがある。歴史資料を地理情報に変換して地図化することは、資料の解釈や評価の可能性を大きく広げることに役立つ。さらに、歴史資料を地図の中に位置づけると、資料に描かれた地域が、単なる舞台としての役割以上を持っていたことに気づくだろう。歴史地理学では、①地域環境や景観を叙述した歴史資料(テキスト)を歴史的文脈の中で正確に読み(講読)、②その中の地理情報を地図化し(復原図の作成)、③その後の地域構造の展開を把握した上で(新旧地形図の読図)、④現地を詳細に歩き、景観を観察して(巡検)、歴史資料と現在の地域構造の関連を考える。本演習は、このうち①~③の視点と方法を身につけることを目的とする。講読対象とするテキストは、織田信長の同時代の伝記である『信長公記』である。『信長公記』には、信長の出身地である尾張はもちろん、信長の転戦した畿内、越前、美濃、近江、播磨等についての戦国末期の景観が描出されている。このテキストに叙述された情報を、地図に照らして「見える」化すれば、織田信長の軍事行動、戦略、家臣団の構造、戦国末期の合戦の展開、村落や都市と戦国大名との関連、城下町建設・経営の具体像、戦国末期の自然環境などについて、新たな発見ができる。『信長公記』は比較的読みやすく、現代語訳本もあり、講読の参考になる。
到達目標 歴史地理学の視角を理解し、①文献講読、②景観復原図の作成、③地形図の読図、④巡検といった、基本的な方法を実践できるようになる。また、これらの実践を通じて、地理学的想像力・発想力を身につける。
授業計画と内容 初回と第2回の授業はZoomで実施する。巡検は野外の対面で行う。それ以外の授業については、受講人数が16名以下であれば、人間・環境学研究科棟433の教室にて対面で、それを超えればZoomないしハイブリッド型で実施する。

*日程等は目安。予定は変更する可能性もある。◆は受講生が分担するレジュメ作成・発表・案内
第1回(10/2)概要説明、授業方法や課題について
第2回(10/9)京都河原町~下京の絵図・地形図読図
第3回(10/16:13~17時)河原町~下京巡検①
 *10/21 履修確定
第4回(10/23)河原町~下京巡検のレポート発表◆、役割分担・発表順の決定【必ず出席のこと】
第5回(10/30:13~17時)小牧巡検②
第6回(11/6)山科の地形図読図・発表◆・討論
第7回(11/13:13~17時)山科巡検③◆
 *11/20(金)3限にも補講の可能性あり
第8回(11/27)戦国期西岡(長岡京市)の城と町について発表◆・討論・読図
第9回(12/4:13~17時)西岡巡検④◆
第10回(12/11)『信長公記』信長の摂津・播磨攻略①について講読発表◆・討論
第11回(12/18)『信長公記』信長の摂津・播磨攻略②について講読発表◆・討論
第12回(12/25)『信長公記』信長の摂津・播磨攻略③について講読発表◆・討論
第13回(1/8)『信長公記』信長の摂津・播磨攻略④について講読発表◆・討論
第14回(1/15補講)『信長公記』信長の摂津・播磨攻略⑤について講読発表◆・討論
第15回(1/22)播磨三木城の攻略について巡検レジュメの発表◆・討論・読図
第16回 フィードバック
 *2月にオプションで三木城と付城群/摂津茨木城下町の巡検◆(予定)
成績評価の方法・観点 期末レポート30%/平常点(予習、復習、発表:下記参照)70%
履修要件 前期からの内容の継続性により、今年度(令和2年度)前期金曜3限の山村担当講義「地域空間論ⅡA・地域構造論2・地理学特殊講義」を受講した人に限る。小牧は出席を取らないが、それ以外の金曜午後の巡検(①・③・④)については出席を取る。参加時間は部分的になっても、参加できる人に限る。単位不要で聴講・参加したい人は、初回授業までに山村までメールで個別に相談すること。
授業外学習(予習・復習)等 予習:前回授業の最後に、次回授業に関連した課題を予習として提示する(解説動画の視聴、読図結果のフォーラムへの書き込み、巡検対象地に関連した論文・書籍のまとめ・感想の作成など)
復習:巡検や発表等から得られたこと、授業の感想をフォーラムに書き込む。巡検レポートの作成
その他に、必ず1回は、巡検レジュメの作成と発表(山科/戦国期西岡/播磨三木城、人数次第では摂津茨木も追加、1対象地につき2名)か、『信長公記』の講読レジュメ作成と発表があたる。巡検レジュメの作成者は、実際の巡検の時に案内も行う。個別にTAと連絡を取って、地形図等の素材の入手のために、人環棟に複数回来てもらうことになる。
教科書
  • 使用しない
参考書等
  • 授業中に紹介する