コンテンツに飛ぶ | ナビゲーションに飛ぶ

  • 日本語
  • English
 
現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 7031015考古学(特殊講義)

7031015考古学(特殊講義)

JA | EN

科目ナンバリング
  • G-LET27 67031 LJ38
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水4
教員
  • 村上 由美子(総合博物館 准教授)
授業の概要・目的 遺跡出土木材を対象資料として多様な情報を引き出し、縄文時代から近世にかけての木材利用の歴史や技術史、環境史を論じるための方法を示す。木は歴史を通じて日本人の生活のさまざまな場面で使われてきた素材であり、農具・工具・各種の生活用具や建築材など、多彩な用途があった。木器の樹種や資源獲得の基盤となった植生との関係も視野に入れることにより、一つの木器の背景には当時のどのような暮らしや文化、環境があったかを読み取り、歴史の一端を論じていく過程を学ぶ。
 また講義の後半では、前半の講義内容を踏まえて受講者の専門や興味に即した題材を選び、「地域の博物館で木の文化の歴史をテーマとした小規模な展示を企画する」との設定のもと、受講者が展示の計画を立案し、発表を行う。
到達目標  文化史の方法論や枠組みについて理解を深め、一つの素材を対象として通史的に俯瞰する視野を持つ。また、木器の基本的な観察法を習得したうえで、個々の木器から読み取った情報をもとに歴史像を復原し、提示する方法を学ぶ。
授業計画と内容  授業のうち1回は、総合博物館において遺跡出土木器を実際に観察し、木取りや加工痕など木器に残る情報を読み取って記録する作業に取り組む。そして上述のように授業の後半では、受講者が展示計画を立てて発表を行う時間を設ける。
 各回の授業計画は以下の通りとするが、受講者の理解度や関心に応じて適宜調整する。

第1回 木器の資料的特性と文化史の方法論について
第2回 縄文時代の木器と木材利用
第3回 縄文―弥生移行期の木器と木材利用
第4回 弥生時代の木器と木材利用(1) ―農具と容器の用材を中心に―
第5回 弥生時代の木器と木材利用(2) ー広葉樹から針葉樹へ―
第6回 古墳時代の木器と木材利用
第7回 木器の観察と記録(総合博物館で授業)
第8回 古代の木器と木材利用
第9回 中近世の木器と木材利用
第10回 出土木器から捉えた農具の歴史
第11回 中国の木器研究概観と日本の木器との比較
第12回 木の考古学と関連諸分野(1) ―自然科学ー
第13回 木の考古学と関連諸分野(2) ―人文科学ー
第14回 「木の文化の歴史」に関連した展示計画(受講者による発表と評価)
第15回 講義のまとめとフィードバック
成績評価の方法・観点 毎回提出する小レポート(30%),展示計画についての発表内容(30%),期末レポート(40%)を総合して講義の理解度や応用力をみる。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業で配付するレジュメや提出した小レポートの内容を再検討すること。
発表に向けての準備を随時行い、題材を集めておくこと。
教科書
  • 毎回レジュメを配布する。
参考書等
  • 『木の考古学―出土木製品用材データベース』(伊東隆夫・山田昌久編)海青社、2012年 『ものと人間の文化史1 船』(須藤利一編)法政大学出版局、1968年 ほか、同シリーズの木器関連書