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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5241002西洋哲学史(演習)

5241002西洋哲学史(演習)

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科目ナンバリング
  • G-LET02 75241 SJ34
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 火3
教員
  • 早瀬 篤(文学研究科 准教授)
授業の概要・目的 古代ギリシアの代表的哲学者プラトン(424/3-348/7 BC)がおそらく比較的若い頃に書き上げた対話篇『クラテュロス』の原典を精読します。しばしば言語学や言語哲学の先駆けと見做されるこの対話篇は「名前の正しさ」を主題とします。登場人物のクラテュロスは、名前の正しさは自然本性的に決まっていると主張するのに対して、ヘルモゲネスは、それは人々の同意や慣習で決まると考えます。二人の調停を依頼されたソクラテスは、この問題を詳しく究明することになるのですが、対話篇の大部分は、神の名前や哲学的に重要な言葉についての語源分析に当てられます。本授業では、比較的平明なギリシア語で書かれたこの対話篇を語学・哲学の両面からできるだけ正確に理解することを目指します。
到達目標 ・古典ギリシア語で書かれた文献を正しく日本語訳できるようになること。
・議論の構造を明晰に把握することによって、哲学的テクストの内容を深く理解できるようになること。
・古典ギリシア語文献を読むときに、注釈書・研究書を適切に利用できるようになること。
授業計画と内容 最初の回で『クラテュロス』の内容の概観と現在の研究状況について説明を行います。次に演習参加にあたって参照すべき注釈書や研究書を紹介し、授業形式について詳しい説明を行います。2回目からは1回につきOCT〔教科書〕で2.5ページほど講読を進めます。各参加者は、指名された箇所(通常15行ほど)をその場で日本語に訳します。指名はランダムに行いますが、初めて参加する方には各回の最初のほうを担当してもらいます。また重要な箇所は全員で議論の構造を確認して内容的な理解を深めます。最終回は、これまでに読んだテクストの内容および授業期間中に提起された問題を振り返りながら、参加者全員で議論を行います。きりのよいところまで読み進められなかった場合は、この回も精読に当てることがあります。
第1回 イントロダクション
第2回 『クラテュロス』404d2-406c1の講読・検討
第3回 『クラテュロス』406c2-408c1の講読・検討
第4回 『クラテュロス』408c2-409e3の講読・検討
第5回 『クラテュロス』409e4-411e1の講読・検討
第6回 『クラテュロス』411e2-413d2の講読・検討
第7回 『クラテュロス』413d3-415c1の講読・検討
第8回 『クラテュロス』415c2-417b2の講読・検討
第9回 『クラテュロス』417b3-418e1の講読・検討
第10回 『クラテュロス』418e2-420c6の講読・検討
第11回 『クラテュロス』420c7-422b1の講読・検討
第12回 『クラテュロス』422b2-4423d6の講読・検討
第13回 『クラテュロス』423d7-425c1の講読・検討
第14回 『クラテュロス』425c2-4427b6の講読・検討
第15回 まとめ
成績評価の方法・観点 成績は平常点によって算出します。その内訳は、授業への積極的な参加が60点、テクストの理解度が40点とします。
履修要件 古典ギリシア語の初級文法を一通り学習したか、あるいは少なくとも学習中であることを履修要件とします。
授業外学習(予習・復習)等 OCT2.5ページのギリシア語をその場で訳す準備をするために、予習にかなりの時間がかかります。
教科書
  • /Platonis Opera/ Tomus I (Oxford Classical Text). , Duke, E. A. et al. , (Oxford: Oxford University Press, 1995.),
参考書等
  • /The Cratylus of Plato/. , Francesco, Ademollo. , (Cambridge: Cambridge University Press, 2011.),
  • /Plato’s Cratylus/. , Sedley, David. , (Cambridge: Cambridge University Press, 2003.),