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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 3631001フランス語学フランス文学(特殊講義)

3631001フランス語学フランス文学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET21 63631 LJ36
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 木2
教員
  • 永盛 克也(文学研究科 教授)
授業の概要・目的  17世紀末(1687-1694)および18世紀初頭(1713-1715)にフランスで起きた「新旧論争」が文学史上のエピソードのひとつにとどまるのではなく、より広い時間軸において考察されるべき思想史上の課題であることはいうまでもない。問題をフランスに限ったとしても、16世紀の人文主義の精神を出発点とし、18世紀の啓蒙思想へとつながっていく学問と芸術に関わるさまざまな言説は、その時々において争点こそ異なれ、一貫した問題意識の存在を示している。
 17 世紀フランスの文芸界において、古典古代への崇敬を旨とする立場と近代の創意を重視する立場は、批判と反発を相互に繰り返し、常に緊張関係の中にあった。このような作品の擁護や自説の正当化の必要から理論化の要求が生じたのであり、「フランス古典主義」の理論は一挙に成立したのではなく、絶えざる論争の中で徐々に形成されていったのだという事実を忘れてはならない。その一方で、17 世紀末におけるフランス古典主義の「完成」が必ずしも「古代派」の勝利を意味しない、という逆説についても再度考察してみる必要がある。
到達目標 「新旧論争」の経緯をたどることにより、「フランス古典主義文学」の特質とその成立の背景、および近代的文学観の成立の背景を理解する。
授業計画と内容 以下のようなプランで授業を進める予定である。

第1週 イントロダクション 「新旧論争」とは何か
第2週 ヨーロッパにおける「新旧論争」
第3週 フランスにおける「新旧論争」の歴史的背景
第4~第8週 フランスにおける「新旧論争」の経緯
第9~第11週 「古代派」の美学:ボワロー、ラシーヌ他
第12~第14週 「近代派」の美学:ペロー、フォントネル他
第15週 まとめ
成績評価の方法・観点 授業での発表(20%)および期末レポート(80%)
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業で扱うテクストは十分に予習しておくこと。また、授業中で読むことのできなかった部分は各自で読んでおくこと。
教科書
  • プリント等を配布する
参考書等
  • La Querelle des Anciens et des Modernes, XVIIe-XVIIIe siÈcles, Marc Fumaroli (préface), (Gallimard), ISBN: ISBN:2070387526