電波工学2

講義詳細

年度
2011年度
開講部局名
工学部
教員/講師名
佐藤 亨(教授)

シラバス

開講年度・開講期 前期 配当学年 4年前期
教員
佐藤 亨(教授)
授業の概要・目的
アンテナの特性解析および設計に用いられる各種の電磁界解析手法やアレーアンテナの指向性合成理論について学ぶ。続いて、電波航法や各種レーダなどの電波応用技術の概要と現状を述べる。

第1回 大気・気象レーダー
第2回 合成開口レーダー
授業計画と内容
レーダ技術 ( 4 回 )
レーダによる距離や速度の測定原理とパルス圧縮法などの要素技術を説明する。レーダ技術の応用例として合成開口レーダー、地中探査レーダや計算機トモグラフィの原理と信号処理法などを述べる。

電波航法 ( 2 回 )
電波を用いて船や航空機などの位置を計測する技術の原理を説明し、GPSに代表される各種電波航法の概略と応用、ならびに最近の技術動向を述べる。

アレーアンテナの指向性合成 ( 3 回 )
アレーアンテナの利得を向上させ、サイドローブを抑圧するための最適指向性合成理論の基礎を学ぶ。特にチェビシェフ指向性およびテイラー指向性を取り扱う。

電磁界解析の基礎 ( 3 回 )
アンテナから放射される電磁界や動作インピーダンスを求めるのに使用される起電力法、モーメント法、物理光学法、FDTD法などの各種の手法の原理と特徴について説明し、簡単な計算例を示す。
履修要件
電波工学1を受講していることが必要である。
教科書・参考書等
[教科書]

長谷部:電波工学 (コロナ社)

[参考書]

新井: 新アンテナ工学 (総合電子出版社)、山口: 電気電子計測 (オーム社)
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