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現在位置: ホーム シラバス集(2019年度) 公共政策大学院 展開科目 FinTech概論

FinTech概論

ナンバリング
  • P-GOV00 64294967295 LJ44
シラバスID g_gov_1059
開講年度・開講期 前期
授業形態 講義
対象回生 1・2回生
対象学生 Graduate
使用言語 日本語
曜時限 木2
教員
  • 岩下 直行(公共政策大学院)
授業の概要・目的  近年、金融業界において、金融と情報技術を組み合わせた新しいサービスの形態や、ITベンチャー企業による金融分野への新規参入を意味する「FinTech」という言葉が注目を集めている。本講義では、FinTechの実態とその背景となる技術、金融機関経営、金融規制等を巡る議論を紹介し、金融論的な立場から現状の分析を行う。具体的には、近年のわが国における金融ITの実態、FinTechの基礎となるオープンAPI技術やブロックチェーン技術の基礎、主要なFinTech企業のビジネスモデルとその強み、FinTechが金融機関の経営戦略に与える影響、暗号資産(仮想通貨)の価格変動と利用実態、中央銀行デジタル通貨を巡る議論、FinTechの規制と振興を巡る規制面の動き等、FinTechとして理解されている幅広い領域について説明する。
到達目標 FinTechと呼ばれているものの本質を理解し、金融機関経営や金融規制の現場でその知識を有効に活用できるようになることを到達目標とする。
授業計画と内容  概ね、以下の内容を各回の授業ごとに取り上げる予定。ただし、特に講義後半に取り上げるトピックスの内容については、受講者の予備知識・関心および各国のFinTechの現場で発生しているカレントな問題状況などに応じて必要な内容および順序の変更を行う。

§1 序論:決済システム高度化とFinTech
§2 暗号資産(仮想通貨)の特性と取引実態
§3 暗号資産(仮想通貨)に対する規制
§4 キャッシュレス化を巡る議論
§5 FinTechの基礎となる技術(1)暗号、認証とオープンAPI
§6 FinTechの基礎となる技術(2)ブロックチェーン技術の基礎
§7 FinTechの起源:相次ぐ金融イノベーション
§8 レガシーな日本の金融ITの実態とFinTechへの対応
§9 FinTechの規制と振興を巡る法律・制度面の動き
§10 FinTechが銀行の経営戦略に与える影響
§11 FinTechへの対応を迫られる証券業界
§12 保険業界におけるInsurTechの動き
§13 金融規制における技術革新:RegTechの現状と課題
§14 金融機関のビッグデータ利用と顧客のプライバシー保護
成績評価の方法・観点及び達成度 主に筆記試験による。
履修要件 受講者には特別な利用要件を課さない。講義の進度・内容は第1回の講義において行うアンケートの結果に応じて調整する。ただし、受講者は、開講時に配布する「予備知識・関心事項についての事前アンケート」を必ず提出すること。
授業外学習(予習・復習)等 授業外学習については、ハンドアウトをもとに授業内容および授業で触れきれなかった発展的課題を確認すること。そのうえで、ハンドアウトで紹介されている関連文献・参考資料を必要に応じて読み込むことが望ましい。
参考書等
  • ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか, 翁百合、柳川範之、岩下直行, (日本経済新聞出版社),
  • 貨幣進化論, 岩村充, (新潮社),
  • 中央銀行が終わる日, 岩村充, (新潮社),
  • FinTech入門, 辻庸介、瀧俊雄, (日経BP社),
  • ブロックチェーン・レボリューション, ドン・タブスコット+アレックス・タブスコット, (ダイヤモンド社),
  • ブロックチェーン技術の未解決問題, 松尾真一郎ほか, (日経BP社),