無機化学II(先端化学)[工化1・工化3]
科目ナンバリング | U-ENG27 37415 LJ60 | 開講年度・開講期 | 2022 ・ 前期 |
---|---|---|---|
単位数 | 2 単位 | 授業形態 | 講義 |
配当学年 | 対象学生 | ||
使用言語 | 日本語 | 曜時限 | 月2 |
教員 |
安部 武志 (工学研究科 教授) 深澤 愛子 (物質-細胞統合システム拠点 教授) 大木 靖弘 (工学研究科 教授) 松井 敏明 (工学研究科 准教授) 三木 康嗣 (工学研究科 准教授) 古川 修平 (高等研究院 教授) 堀毛 悟史 (高等研究院 准教授) 高津 浩 (工学研究科 講師) |
||
授業の概要・目的 | 基礎無機化学と無機化学 I を修得した後のアドバンスドコースとして、金属錯体及び有機金属化合物の配位化学について、構造、電子スペクトル、反応機構を講述する。 | ||
到達目標 | 金属錯体及び有機金属化合物の立体構造、電子構造、電子スペクトル、反応機構についての基礎を理解する | ||
授業計画と内容 |
19. d 金属錯体:電子構造とスペクトル,7回 金属錯体(特にd-ブロックの金属の錯体)の電子スペクトルの起源を電子−電子間反発に基づいて詳細に学び、錯体の結合についての理解を深める。 20. 配位化学:錯体の反応,4回 d-ブロック錯体の反応機構を詳細に検討する。まず反応機構の分類について記述し、反応が起こる各段階と、活性錯体が生成する機構の詳細を区別する。次いで、これらの概念を用いて錯体の置換反応と酸化還元反応の機構を記述する。 21. d 金属の有機金属化合物,3回 d-ブロック有機金属化合物の基盤である金属カルボニル錯体の構造、結合、反応について述べる。次いで、水素および炭化水素配位子の結合様式と反応性について述べる。 学習到達度の確認,1回 本講義の内容に関する到達度を確認(講評)する |
||
成績評価の方法・観点 | 平常点および期末試験にて評価する。 | ||
履修要件 | 授業の前に該当の章ならびにシュライバー・アトキンス無機化学(上)1~7章を通読しておくこと。 | ||
授業外学習(予習・復習)等 | 授業までに教科書をよく読んでおくこと | ||
教科書 | シュライバー・アトキンス無機化学(下)[第6版] M.Weller, T.Overton J.P.Rourke, F.Armstrong 共著 田中勝久、高橋雅英、安部武志、平尾一之、北川進 共訳 東京化学同人(2017) ISBN:9784807908998 |