工学倫理

科目ナンバリング U-ENG20 42105 LJ77 開講年度・開講期 2022 ・ 前期
単位数 2 単位 授業形態 講義
配当学年 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 木3
教員 松原 厚 (工学研究科 教授)
外輪 健一郎 (工学研究科 教授)
金子 健太郎 (工学研究科 講師)
山下 信雄 (情報学研究科 教授)
陰山 洋 (工学研究科 教授)
伊勢田 哲治 (文学研究科 教授)
清水 雄也 (学際融合教育研究推進センター 特定助教)
三浦 研 (工学研究科 教授)
松坂 修二 (工学研究科 教授)
中川 雅之 (産官学連携本部)
高橋 良和 (工学研究科 教授)
伊藤 禎彦 (工学研究科 教授)
東口 顕士 (工学研究科 講師)
神田 崇行 (情報学研究科 教授)
高木 郁二 (工学研究科 教授)
大和田 拓 (工学研究科 教授)
授業の概要・目的 現代の工学技術者、工学研究者にとって、工学的見地に基づく新しい意味での倫理が必要不可欠になってきている。本科目では各学科からの担当教員によって、それぞれの研究分野における必要な倫理をトピックス別に講述する。
到達目標 工学倫理を理解し,問題に遭遇したときに,自分で判断できる能力を養う.
授業計画と内容 (4/14 情報学科・山下)
工学倫理とは何か,なぜ工学倫理を学ぶ必要があるのかについて概説する。例としてデータ解析や数理最適化の事例を取り上げ,技術者の果たすべき役割を考えてみる。

(4/21工業化学科・陰山 )
「研究一般の倫理」 研究一般の倫理について学術論文の執筆の考え方について講義する。

(4/28 文学研究科・伊勢田)
専門職倫理としての工学倫理: 工学倫理の基本的な考え方を、他の応用倫理学との比較において検討する。特に、工学倫理が専門職倫理という性格を持つ点、専門職としての技術者に何が求められるかを論じる。

(5/12 宇宙総合研究ユニット・清水)
「工学倫理と倫理学理論」 工学倫理について考える際の哲学的基盤となる規範倫理学の諸理論について解説する。その上で、規範倫理学と工学倫理との関係について論じる。

(5/19 建築学科・三浦) 
美しいものを模倣して発展してきた建築において,近年,著作権などの論争が生まれる事例が増えている.また,建築の外観は周辺環境に影響を及ぼし景観論争を引き起こしている.訴訟や設計プロセスを紹介しながら,建築の倫理,社会性をめぐる問題について考えたい.

(5/26 工業化学科・松坂)
「エンジニアのための倫理」エンジニアは研究,開発,設計,製造,メンテナンスについて倫理の問題を通り抜けなければならない。特に,倫理上の決定は社会と環境のために考慮される必要がある。

(6/2 物理工学科・松原)
「機械設計における技術者倫理」
技術者倫理とは,単に既にある規範に従うという受動的,消極的なものではなく,自らの行為を考察・設計するという,より能動的で創造的な行為である.機械設計における過去の事例に触れながら,技術者に必要な論理的思考と倫理的思考について考察する.

(6/9 電気電子工学科・中川)
「特許と倫理(第1回)」
研究成果である発明を保護する特許制度と特許を巡る倫理問題について学習する。第1回は、特許を巡る倫理問題を理解するにあたり、その前提となる日本の特許制度について、世界の主要国における制度や国際的枠組みとも対比しつつ講義を行う。

(6/16 電気電子工学科・中川)
「特許と倫理(第2回)」
第2回は、第1回で学習した特許制度の知識を前提として、特許を巡って生じる倫理問題・法律問題について、実例等を含めて考える。

(6/23 地球工学科・高橋)
「技術士の義務と責務」技術士は「科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた、優れた技術者」であることを認定された国家資格である。本講義では技術士の義務と責務について講述する。

(6/30 地球工学科・伊藤)
「水の供給における倫理」 安全な水を十分な量受け取り使用できることは、社会生活を営む人としての基本的な権利といえる。また、水道事業に携わる人はエッセンシャルワーカーであるとされる。水道水・飲料水の供給問題をとりあげ、事業者・技術者に求められる倫理について考える。

(7/7 工業化学科・東口)
「物理化学・有機化学研究一般の倫理」
物理化学・有機化学研究一般の倫理について、学術論文の執筆の考え方を中心に講義する。

(7/14 情報学科・神田)
「情報倫理」 コンピュータやスマートフォンなどの情報機器は日常生活に不可欠なものになっているが、その反面、使い方によっては危険な目に遭うリスクもある。この講義では、情報化社会において安全に生活するための知識や行動規範に関して述べる。

(7/21 物理工学科・高木)
「原子力における工学倫理」
原子力技術は大きな価値をもたらす一方、原発事故のように大きな災禍を招く可能性がある。津波予測評価の事例をもとに、様々な立場での倫理について考える。

(7/21 物理工学科・大和田)
「軍事研究に関係する工学倫理」
社会の安寧と人類の幸福、そして平和を脅かすことに繋がる軍事研究を行わないというのが本学の研究の基本方針に含まれる。しかしながら受講生が将来所属する企業・組織が軍事目的の研究・開発・製造と関わらないという保証はない。本講義ではいくつかの代表的な主張を公平な立場から紹介し、受講生自身の意見の深化を目指す。
成績評価の方法・観点 平常点及びレポート
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等  
教科書 講義資料を配付する。
参考書等 オムニバス技術者倫理(第2版), オムニバス技術者倫理研究会編, (共立出版(2015)), ISBN:9784320071964
新版実践的工学倫理, 中村収三著, (化学同人(2008)), ISBN:9784759811551
技術者の倫理(改訂版), 林真理 ・宮澤健二 他著, (コロナ社(2015)), ISBN:9784339077988
技術者倫理の世界(第3版), 川下智幸・下野次男 他著, (森北出版(2013)), ISBN:9784627973039
実務経験のある教員による授業 分類:

実務経験のある教員による実務経験を活かした授業科目
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