5234001 西洋哲学史(特殊講義)

科目ナンバリング U-LET03 35234 LJ34 開講年度・開講期 2021 ・ 前期集中
単位数 2 単位 授業形態 特殊講義
配当学年 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 集中
教員 永嶋 哲也 (非常勤講師)
授業の概要・目的 【概要】
 西欧12世紀に戦わされた普遍論争について、アベラルドゥス(ピエール・アベラール)哲学の紹介を通じて、何を存在すると認め、何を存在するとは認めないと考えていたかが考察される。
 まず中世哲学の概説として、西欧中世におけるアリストテレスの重要性についてが講じられる。さらに、アベラールとエロイーズによる往復書簡によって12世紀初頭パリの思想状況とアベラルドゥス個人の思想的立場が講じられる。そのうえで中世言語哲学や中世スコラ学の基本的事項についての解説とともに、アベラルドゥスによる『ポルフィリウス「イサゴーゲー」註解』において展開されるアベラルドゥス普遍論の検討がなされる。

【目的】
 西欧においてアリストテレスの再受容と大学制度の成立とがはじまる直前である12世紀前半において、その時代のスコラ学が或る意味で特殊なスコラ学とならざるを得なかったところを学ぶことで、中世哲学全体を見通すための有益な視点を得ることを目的とする。
到達目標 アベラルドゥスの思索の実像を理解し、いわゆる「教科書的」な哲学史解説との相違について知ることを通じて、11~12世期の西欧思想について考察を深めることができるようになる。
授業計画と内容 講義は以下の項目を予定している(各項目は、受講者の関心や要望を踏まえて変更する可能性がある)。また【 】で指示した週数を基本に、受講者の予備知識の多寡、理解の程度を確認しながら調整を行う。

1.導入:中世哲学とアリストテリズム【1回】
2.旧論理学(Logica vetus)について【2回】
3.アベラルドゥスと12世紀西欧【2回】
4.中世初期の普遍論争【3回】
5.アベラルドゥスの普遍論【3回】
6.12世紀恋愛論【3回】
7.総括【1回】
成績評価の方法・観点 質問、討論、コメントなどによる授業への積極的な参加(20点)、最終レポート(1回、80点)。


・最終レポートは必須とする。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業前には、直前の授業で指示された資料を読んでおくこと。
教科書 講義資料はWEB上に掲載するので、受講者には、各自が所有する情報端末(スマートフォン、タブレット、ノートパソコン等)で資料を読むことが求められる。ただし、情報端末を所持しないなどの理由で、WEB上の資料にアクセスできない受講者には個別に対応する。
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