ILASセミナー :フランス学に触れる

科目ナンバリング U-LAS70 10001 SJ50 開講年度・開講期 2021 ・ 前期
単位数 2 単位 授業形態 ゼミナール
配当学年 1回生 対象学生 全学向
使用言語 日本語 曜時限 金5
教員 立木 康介 (人文科学研究所 教授)
森本 淳生 (人文科学研究所 准教授)
藤野 志織 (人文科学研究所 助教)
授業の概要・目的 フランス学に触れる──文学・思想・言語
近現代のフランス文化は、絶対主義から革命を経て共和国へと変遷する歴史の流れを背景に、独特の洗練と先鋭性を加え、ヨーロッパのみならず世界各地で大きな影響力をもってきた。まただからこそ、20世紀後半のフランスでは、多くの思想家や芸術家が、同時代の社会や個人のありかたを根本的に問い直すような仕事を生み出すことにもなった。本セミナーでは、16世紀から20世紀まで、フランスで提起されてきたさまざまな問題をとりあげ、それを代表的な思想家・作家の作品や具体的な歴史的文書に即して議論しながら、近現代のフランス文化にじかに触れ、その特質を理解すること、またそうした作品を生みだしたフランス語の特徴について認識することを目的とする。さらに、フランスのみならず、近現代のヨーロッパの歴史と文化を理解したり、現代の思想・文学・映画・社会などの諸問題を考えるうえで必要となる基本的な概念を知り、理論的な理解を深めることを目指す。
到達目標 ・近現代フランスで生まれた作品の一端に触れることで、広くフランスやヨーロッパの文化や歴史にかんする教養を身につける。
・近現代フランスやヨーロッパに由来する人文社会系諸学の基礎概念の歴史的背景を理解し、理論的な素養を身につける。
・講師によるテクストやイメージ、映像の読解や解釈の実演を通じて、思想研究・文学研究・歴史研究などの手法に触れる。
授業計画と内容 1) 授業ガイダンス
2) 17世紀における新旧論争
3) 啓蒙の終焉?
4) 近代科学の創生:近世・近代のフランスの科学者たち
5) プルースト『失われた時を求めて』を読む
6) エジソンの知性、アンドロイドの知性──『未来のイヴ』を読む
7) ラシルドの「脳の劇」──幻想かSFか
8) 京都における日仏文化学術交流の歴史(1)──東京とは異なる発展の経路
9) 京都における日仏文化学術交流の歴史(2)──関西日仏学館の戦前・戦中・戦後
10) ジェスチャーは日本人とフランス人で共通しているのか
11) カミュ『ペスト』を読む (1)
12) カミュ『ペスト』を読む (2)
13) フランス「で」学ぶ──フランス留学の主要なルート
14) 授業のまとめ
15) フィードバック
成績評価の方法・観点 評価は平常点(出席と参加の状況)と期末レポートによって行う。期末レポートに関しては、セミナーでとりあげる主題に即して課題と参考文献を示すので、そのなかから一つを選択して論じるものとする。その他詳しくは授業中に説明する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 とりあげるテクストやイメージはできるかぎり事前に配布するので、履修者には配布されたプリントに目を通しておくことが望まれる。
教科書 セミナー各回でとりあげるテクストやイメージは、プリントで配布する。
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