森里海連環学実習IV :沿岸域生態系に与える陸・川・人の影響

科目ナンバリング U-LAS62 10006 PJ17 開講年度・開講期 2021 ・ 後期集中
単位数 2 単位 授業形態 実習
配当学年 全回生 対象学生 全学向
使用言語 日本語 曜時限 集中
3月の大潮を中心とした5泊6日
教員 朝倉 彰 (フィールド科学教育研究センター 教授)
下村 通誉 (フィールド科学教育研究センター 准教授)
中野 智之 (フィールド科学教育研究センター 講師)
後藤 龍太郎 (フィールド科学教育研究センター 助教)
曽田 貞滋 (理学研究科 教授)
授業の概要・目的 沿岸域とは海岸線を挟んで海と陸とがせめぎ合っている場所であり、そこに住む海の生物が形作る生態系には、陸域やそこに住む人間、また山から注ぎ込む川の影響が顕著である。本授業の拠点となる瀬戸臨海実験所は紀伊半島南西部に位置し、黒潮の影響から海洋生物の多様性が非常に高い。特に実験所北側に広がる田辺湾は、様々な底質環境が見られると共に、大小いくつかの川が注ぎ、田辺市・白浜町という小都市が面している。
本授業では、特に無脊椎動物に着目して、河川の上流、中流、河口域(干潟)、外洋に面した岩礁域での調査・プランクトンネット採集・ドレッジ採集等、田辺湾の様々な環境から様々な手法による採集を試み、そこに生息する生物の多様性について理解を深め、それらが形成する沿岸域生態系に与える陸と川と人の影響について、瀬戸臨海実験所を拠点とした実習を通して学ぶ。
到達目標 陸・川・人がその生態系に与える影響について正確で幅広い知識を獲得するとともに、学んだ内容を自身の専攻に関連づけて理解する。
授業計画と内容 3月下旬に、和歌山県白浜町の瀬戸臨海実験所に宿泊しながら、5泊6日の日程で行う。
期間中、河川の上流、中流、河口域(干潟)、外洋に面した岩礁域での調査、実習船「ヤンチナ」を使ったプランクトンネットによるプランクトン採集及びドレッジによるベントス採集など、田辺湾沿岸域の様々な海洋環境から生物の採集を試みるとともに、水質等の無機的環境の測定を行う。
採集された生物の同定結果や環境測定結果を基に、調査各地点間や他海域との比較等を通して、田辺湾沿岸域生態系に見られる陸域環境や人間生活の影響を抽出していく。
成績評価の方法・観点 実習の受講姿勢(20点)と、実習期間中課せられるレポートの内容(80点)を総合して評価する。
履修要件 理系・文系は問わない。高等学校での生物の履修も必須とはしない。川、河口、海という環境や実際の生物に対する関心を持つ学生を望む。
実際にフィールドに出ての採集や作業があるので、何かしらのハンディキャップによる不安がある場合は、ガイダンス時に相談する事。
授業外学習(予習・復習)等 普段より水の生き物やその生態系に関心を持ち、その環境や人の生活がそれらに与える影響を考えるようにすると、この実習の意図を理解したり、得られた結果を解釈したりすることが容易になる。
個別の結果を並べるだけでは全体の把握は出来ないので、得られた結果について横断的に解釈すると共に、異なる考えや発想を持つ他の実習生と積極的に議論を進めて欲しい。
教科書 実習中に、適宜プリントを配布する。
関連URL http://www.seto.kais.kyoto-u.ac.jp
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